大半がすぐ切る勧誘の電話 「上手な断り方」の秘訣とは?
わずかにいる勧誘しやすい人を探すために、お互いが嫌な気持ちをしているのが現状のようだ。
自宅から会社、さらには携帯電話にまでかかってくる勧誘の電話。不快な思いをしている人も多いだろう。
しらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,400人を対象に「勧誘目的の電話について」の調査を実施。その結果、じつに58.6%もの人が「話の途中でも電話を切る」と回答をした。
■女性が勧誘電話の対応に慣れている理由
男女別で見ると、女性のほうが多い結果になっている。
「エステなど女性を対象としたセールスの電話も多く、対応に慣れているのかもしれない」(20代女性)
「専業主婦なので、日中にかかってくる電話は私が出ます。ただ、ほとんどが勧誘ですね。今どき家電にかけてくる時点で怪しいのですが、たまに実家の母などからかかってくることもあるので」(30代女性)
迷惑な電話をたくさん取っているうちに、対応の仕方を身につける女性もいるようだ。
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■勧誘電話の上手な切り方
勧誘の電話は、相手に切らせないことが重要とのこと。間を作らずに話し続けたり質問を挟んで切りにくい状況を作ったりして、最後まで話を聞いてもらうのがコツだそうだ。そのため、断るほうも苦労しているよう。
「昔は気が弱いので最後まで聞いていたけど、結局断るのだから早めに切り上げたほうがあっちも楽だと考えるようになった。今は相手が話していようが気にせず、『いりません』と言って切っている」(30代男性)
会社に勧誘の電話がかかってくる人も多い。
「忙しいときに限って、セールスの電話がかかってくる。相手もノルマに必死なのはわかるけど、契約する気はないから『忙しいから』と言ってすぐに切る」(40代男性)
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■会社にかかってきた電話からエステの契約をした女性
勧誘の電話は受けるほうも嫌だが、かける側も精神的につらく多くの人がすぐに辞めてしまうという。ほとんどの人がネットで情報を得る現代において、テレアポの手法は効果的なのだろうか。
「後輩の女性で、会社にかかってきたエステの勧誘電話から通うことになった子がいました。その子はその後、さらに高額のコースを契約していたし、洗脳をされやすいタイプなのでしょうね」(40代女性)
わずかにいる勧誘しやすい人を探すために、お互いが嫌な気持ちをしているのが現状のようだ。
(取材・文/しらべぇ編集部・ニャック)
対象:全国20代~60代の男女1,400名 (有効回答数)