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「真田丸解体」の次は「重たい母親」 斉藤由貴が「怖すぎる」と話題に

エンタメ

NHKで放映中のドラマ『お母さん、娘をやめていいですか?』が密かな話題になっている。

このドラマの内容をネタバレしないように要約すれば、「子離れできない母親の暴走劇」である。その中で、主人公の母親役を演じる斉藤由貴の演技が「あまりに怖すぎる」とネット上では評判だ。

斉藤由貴といえば、少し前までは『スケバン刑事』のイメージが長らく定着していた女優。だが最近では、そこから脱皮しつつあるようだ。

 

■去年は真田丸を破壊

近年の斉藤由貴のイメージ、それは「恐ろしい女性」である。

昨年の大河ドラマ『真田丸』では、徳川家康の側室阿茶局を演じた。阿茶局とは決してメジャーな歴史人物ではないが、ドラマでは「真田丸を解体させた策略家」として視聴者に大きなインパクトを与えた。

斉藤由貴という女性は、本当はとてつもなくサディスティックな性格なのではないか? テレビを観ている側がついそう思ってしまうほどの演技力である。そしてその演技力を同じNHKという舞台で再び発揮したのが『お母さん、娘をやめていいですか?』である。

優しさの中に狂気をはらみ、それがいつ爆発するのかと視聴者を困惑させる斉藤由貴の演技。彼女の女優としての完成形が、この作品なのかもしれない。

 

■重たい母親

このドラマには、臨床心理考証という役回りのスタッフもいる。もちろん、そのスタッフは本職の臨床心理士だ。

「母親が重たい」と感じる女性は、ここ最近増えているという。

母親の立場で言えば「娘のことが心配だからそうしてあげている」のだが、それが当人にとってはプレッシャーになったり、人生の障害になってしまう場合が多々ある。だがそれを母親に打ち明けることはできないし、たとえ胸のうちを明かしたとしても絶対に理解されることはない。なぜなら、母親は「善意でそうしている」からだ。

そのような社会問題をテーマにした作品としても、『お母さん、娘をやめていいですか?』は非常に大きな注目を浴びている。

 

■NHKの本気

だが、そういう社会問題をドラマとして再現するには、当然ながら高度な演技力が必要だ。

そんな意味でも斉藤由貴と、娘役の波瑠、そして娘の彼氏役の柳楽優弥という人選は眼を見張るものがある。実績に裏打ちされたこのメンバーでなければ、「重たい母親」の問題を再現することができなかったのだろう。

NHKは、とうとう本気を出したのだ。2017年のテレビドラマ情勢は、NHKを中心に回っていくのかもしれない。

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(取材・文/しらべぇ編集部・澤田真一

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