初心者がデジタル一眼を買うときは『2年前の機種』を買うべき理由
普段のなにげない風景を撮るもよし、子供の成長を撮影するもよし。綺麗な写真を撮れるデジタル一眼は、1台持っておくと何かと便利なアイテムだ。
だが、初めてデジイチを買う人は、どれを買ったらいいか迷ってしまうことだろう。今回はそんな人たちのために、デジイチ選びのコツを簡単にお教えしよう。
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①2年前の機種を買うべし
デジイチは毎年のようにキヤノンやニコンなどの大手メーカーから新作が発表されており、サイトの説明を見るとスゴそうな機能ばかりですぐにでも欲しくなってくる。
…が、ちょっと待ってほしい。「最新機種=現在が最高値」なことを考えると、いまが決して買いの時期ではないのだ。
そこで注目したいのが、2年ぐらい前に発売された機種。2年前というとかなり古く感じてしまうが、じつは基本的な機能に関してはたいして変わらないことが多いし、写真の出来栄えは本体よりレンズに左右されることが多い。
たとえば初心者でもよく使うスマホと連携するWi-Fi機能は当時でも入門機含むほとんどの機種で付いている。
最新機種でしかできない撮影は、ハッキリ言って初心者が細かく設定して撮るのはかなり難しいし、普段撮りぐらいの写真なら出来はほぼ変わらないはず。
それなのに値段は数万円違うことがザラなので、最新機種ばかり見ず2年ぐらい前の機種も絶対にチェックしておこう。
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②ダブルレンズキットは買うな
デジイチは本体だけでなくレンズを別で買う必要があり、だいたいの機種でレンズがセットになったレンズキットが売っている。
1本だけ基本レンズが付いたキットだけでなく2本レンズが付いたダブルレンズキットもあり、ダブルの場合単品でレンズを買うよりも割安に見えるのだが…そこに落とし穴がある。
初心者が普段撮影するレベルで、わざわざレンズの取り換えをするだろうか? ほとんどの場合で取り換える必要はないし、レアなケースのために重いレンズを持ち運ぶのは非常に苦労する。
さらに言うと基本的なレンズなのでそこまで写真に差は無いし、結局片方は倉庫に眠らせてしまう可能性が高い。
基本キットを買って少し写真に詳しくなってから、写真に物凄く差が出る高級なレンズを買うべきなのである。
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③小さい機種を買うべし
最初に買うデジイチはなるべくコンパクトな機種を買うことをお勧めする。なぜならデカいとかさばって結局持っていかず、スマホで撮影してしまうからだ。
この3点を抑えつつ「自分はどんな写真が撮りたいのか」を考えてカメラ選びをするときっと後悔しない買い物をすることができるだろう。
ちなみに記者は最近ニコンの『J5 標準パワーズームレンズキット』を約4万円で購入した。こちらは2015年に発売されたもので、なぜ購入したかというと
・キャップが自動開閉(普通のデジイチはキャップを自分で閉める必要があり面倒)
・コンパクトデジタルカメラとほぼ同じ大きさ
・使えるレンズの種類が比較的多く、拡張性がある
この3点がポイントとなった。外部フラッシュが使えるホットシューやファインダーが無いというマイナス面もあるが、これで普段使いなら十分にいい写真が撮れるはず。
ニコンだけでなく各社でさまざまな特徴があるので、比較サイトや量販店でいろいろ聞いたうえで自分好みのデジイチをゲットしよう!
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▼J5で撮った写真の一例。加工はしていない。
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(取材・文/しらべぇ編集部・熊田熊男)