ちょっと怖いけど激ウマ 「ワニ肉」しゃぶしゃぶを食べてみた

2017/02/14 11:30

肉といえば、牛、豚、鶏…あとは羊や最近ではイノシシや鹿などジビエも話題。しかし、世界を見渡せば、もっと「変な肉」が一般的に食べられている地域も。

『世界のへんな肉』(新潮社)著者の白石あづささんが、「もっとも好きな肉のひとつ」と愛してやまない「ワニ肉」をしゃぶしゃぶで食べさせてくれる…というので、さっそく取材に行ってみた。

白石あづさ

家でワニ肉を調理する機会はあまりないかもしれないが、「作り方」つきでご紹介しよう。


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■パッケージがちょっと怖い

ワニ肉

しゃぶしゃぶの具となるワニ肉は、オーストラリアで養殖された冷凍もの。パッケージには大きな牙を持つワニのイラストが…。

今回は輸入物だが国内にも生産者がおり、ネットでは意外とふつうに売っているそうだ。


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■メカジキのような巨大な白身肉

ワニ肉

こちらは、いちばん美味しいと言われる「尾の身」で、およそ600グラム。すでに皮がむいてあるため「爬虫類っぽさ」はなく、メカジキやクエのように巨大な白身魚のよう。鶏むね肉にもちょっと似ている。

白石さんいわく「しゃぶしゃぶにする時はできる限り薄切りに」とのことだが、筋肉の繊維がかなりしっかりしており、やや切りにくい。

ワニ肉


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■薄切りにしたらしゃぶしゃぶに!

ワニ肉

600グラムの肉塊が薄切りになったら、しゃぶしゃぶにしてみよう。鍋のスープは、昆布だしが基本だが、ワニ肉は癖がないため、かつおぶしやいりこだしなど、何でも合うそうだ。

ワニ肉


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■硬いかと思ったらぷりぷり

ワニ肉

薄切りするのに苦戦したので「結構硬い肉なのでは…」と思って食べてみたら、火を通すとぷりぷりの食感に。

歯ごたえはしっかりあり、噛むほどにうま味が染み出してくる。つけダレの薬味に、パクチーを散らすとエスニック風で、なお美味しい。

アルマジロやトナカイ、キリンなど、世界中の「変な肉」を食べ歩いた白石さんが「トップクラスに美味しい肉」と太鼓判を押すのも納得できる。

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■付け合わせの「ダチョウ生ハム」も絶品

ダチョウ

ちなみに、付け合わせで出してもらった「ダチョウの生ハム」もうま味がギュッと詰まって絶品だった。

パーティなどでお客さんをびっくりさせたいとき、パンチのある「ワニ肉」はぴったりかもしれない。

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(取材・文/しらべぇ編集部・タカハシマコト 取材協力/白石あづさ)

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