「安さ」ではなかった!弁当を買う人は「時間の節約」に意識的

2017/02/15 06:00

経済産業省の商業動態統計速報によると、2016年12月現在、日本のコンビニエンスストアの店舗数は55,000店以上。ここ5年で10%も伸びており、全国に普及している。

コンビニでは飲み物やパンのほか、各社趣向を凝らしたオリジナルの新商品も毎週発売している。なかでも便利なのは、バラエティに富んでいる「お弁当」だ。

弁当は外食よりも安く済ませることができ、いつでも好きなときに買える。また、コンビニには電子レンジが完備され、イートインスペースも増えてきた。

(TAGSTOCK1/iStock/Thinkstock)
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市販の弁当を日本人はどれくらいの割合で食べているのだろうか。

しらべぇ編集部が、全国20~60代の男女1,400名を対象に「コンビニなどの市販の弁当を食べる頻度」について調査を実施した


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■1人平均週に1.31個

半数弱が週1以上食べており、週5以上は1割を超える。国民1人あたり、週平均1.31個の市販の弁当を食べている計算になる。一方で、あまり食べない週1未満の割合は52%と、二極化しているようだ。

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また、男女別で集計すると、頻度が多いほど男女差が大きくなり、週3以上は男性24.8%に対し女性13.6%と、倍近い差となっている。とくに30代男性は1人あたり平均2.18個と多い。


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■食事を準備する手間も惜しい

さらに、年収別では収入が高いほど弁当を利用している傾向にあり、年収1,000万以上の平均は2個を超える。

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お金の節約と弁当の購入は関係性が薄く、むしろ忙しいビジネスパーソンは、外食や手料理にかける時間も惜しいのか…と想定される。

同様に、「ギャンブルが好き」「スマホゲームに課金したことがある」「定額制動画配信サービスを使っている」とそれぞれ回答した人の弁当利用回数は、そうでない人と比べると顕著な差が見られた。

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いずれも、趣味に時間を使うために、弁当に頼っている印象だ。

なにかと忙しい現代人に必要とされている弁当。手軽で便利なだけに、栄養のバランスが偏りすぎないように意識して利用したい。

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(文/しらべぇ編集部・小河 貴洋

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo

調査期間:2017年1月20日~2017年1月22日
対象:全国20代~60代の男女1,381名(有効回答数)

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