性別年齢関係なし!高所得者ほど「花粉がツラい」のは甘えなのか

2017/02/19 19:00

気象庁は2月17日午前「関東地方と北陸地方で春一番が吹いた」と発表した。春が近づくと、いよいよ花粉症のシーズン。環境省の花粉観測システムでは、すでに関東でスギ花粉が飛び始めている。

(Kavuto/iStock/Thinkstock)
(Kavuto/iStock/Thinkstock)

省庁が対策のために調査研究するほど、一般的になってしまった花粉症。現在、花粉がツライと考えている人は、どのくらいいるのだろうか。


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■「花粉がツラい」国民の3割

しらべぇ編集部では、全国20~60代の男女1,365名を対象に「春は花粉がツラくなるほう」か、調査を実施した。

全体のおよそ3割が、花粉がツラいと回答している。男女別ではほぼ差がない。また、年代別で集計しても、目に見える傾向はなかった。

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環境省の「花粉症環境保健マニュアル」によると、飛散数と花粉症には関係があることがわかっている。

今回の調査でも、エリア別では北海道が13%と少ないほか、北陸や九州・沖縄で割合が低くなっており、環境省の飛散数資料におおよそ沿った結果がでている。

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■年収と花粉症の関係とは

ほかに特徴が現れたのは、年収別の集計結果だ。

年収300万未満が26%台に対して、1,000万以上もらっている人のなかでは44%と、18ポイントも差があり、年収が高いほど花粉がツラいと回答していることが判明した。

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高所得者が花粉の多い場所に集まっているわけではないだろう。

年齢や性別に関係ないにもかかわらず、年収が高いほど花粉がツラい人が多いのは疑問が残る。

たとえば、花粉症はお金で解決できないため、花粉へのストレスが過敏になっていると仮定できないだろうか。

現在、薬だけでは花粉症の症状を完全におさえることは難しく、症状を緩和させたり発症を遅らせたりするためには、どのように花粉を避けるかが基本になる。

高性能な空気清浄機を購入できたとしても、無菌ルームに引きこもるなどしない限り、お金持ちといえども花粉を完全に排除することはできない。

治療法が見つかるまでは、お金持ちもそうでない人も、マスクやメガネなどで花粉にさらされないようにセルフケアしていくしかなさそうだ。

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(文/しらべぇ編集部・小河 貴洋

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo

調査期間:2016年12月16日~2016年12月19日
対象:全国20代~60代の男女1,365名(有効回答数)

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