ビル・ゲイツ「ロボットにも課税」と発言 ネットには共感の声

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(画像はYouTubeのスクリーンショット)

ドラえもんが現実世界に存在したら、人間の仕事を奪ってしまうのではないか?

そうした懸念は、数十年前から言われていた。それが今や、日に日に現実味を増している。ロボットが高性能化したら、たとえば工場で働く人間はオペレーターを除いて不要になるかもしれない。言い換えれば、人間の雇用をロボットが奪ってしまうということ。

これに対する解決策はないのか? コンピューターの巨匠が口を開いた。



 

■ロボットにも課税義務を

ビル・ゲイツを知らない者はいないだろう。

我々現代人は、例外なくゲイツ氏の影響下にある。「マニアか専門家のための道具」と見なされていたパーソナルコンピューターを一般家庭に普及させたのは、間違いなくゲイツ氏だ。

その偉人が、ロボット問題について口を開いた。

「生身の人間が課税されるのだから、ロボットからも税を徴収するべき」

つまり、もしドラえもんがこの世に存在し、何かしらの生産活動をしていたとするならばドラえもん自身に課税するということ。もちろん、厳密には「ロボットの所有者に課税する」のだろうが、これで得た税収を福祉分野に回す選択肢もあるそうだ。


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■税収を社会福祉事業へ

ロボットで得た利益はロボットではカバーできない分野に充てがうべき、というのがゲイツ氏の発想である。

介護職は近年、パワードスーツの導入が進んでいる。だが人工知能で動くロボットを導入する余地は少ない。これは人と人との触れ合いが求められる分野だからだ。

だから、ロボット税で得られた利益を介護分野の充実に振り向ける。すると人間の雇用問題も自ずと解消するという寸法だ。

これに対し、日本のTwitterユーザーからも共感の声が相次いでいる。

ゲイツ氏の提案は、決して現実離れしたものではないかもしれない。


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■日進月歩のテクノロジー

テクノロジーの発達は、現代社会の産業構造を日々変化させている。

リーマンショック前と現在とでは、社会そのものが大きく変わっている。なぜかと言えば、結局はスマートフォンが普及したからだ。スマホは新しい産業をいくつも創出し、既存分野にも多大な影響を与えた。

次はロボットの番だ。ドラえもんはもはや空想の物語ではなく、我々の目の前に「夢の実現」が近づいている。

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(取材・文/しらべぇ編集部・澤田真一

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