小沢健二19年ぶりシングルCD発売!「大人になった」歌声に感じる歳月
1998年、若者たちは悲鳴をあげた。「渋谷系の王子様」小沢健二(48)が突然の国内活動休止を発表したからだ。
そして2017年2月22日、小沢健二19年ぶりとなるニューシングル『流動体について』の緊急発売が発表され、あの頃の若者たちから歓声が聞こえている。
しかし、待ちに待った新譜の登場に喜びの声が溢れている中、19年の歳月はあまりにも長かったようだ。
■小沢健二の軌跡
1988年、小山田圭吾(48)らとフリッパーズ・ギターを結成しメジャーデビュー。後に、当時のファッションや音楽性から「渋谷系」と呼ばれる。
91年に解散しソロ活動を開始。94年にスチャダラパーと発表したシングル『今夜はブギー・バック(nice vocal)』は20万枚、同年に発表したアルバム『LIFE』や95年のシングル『カローラIIにのって』はそれぞれ70万枚を売り上げ、小沢は一躍スターに。
98年にシングル『春にして君を想う』をリリース後、しばらく活動を休止。
2010年に13年ぶりのライブツアー、2014年に16年ぶりのテレビ出演、2016年には全国ツアー『魔法的 Gターr ベasス Dラms キーeyズ』を行うなど、近年は活動に精力的だった。
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■新譜発売により小沢の露出増
前述の全国ツアーで披露された新曲7曲のうちのひとつが、今回シングルとして発売される『流動体について』だ。
カップリングとして収録された『神秘的』は、2012年に東京オペラシティで開催したコンサート『東京の街が奏でる』で披露した楽曲となっている。
小沢は発売に合わせて朝日新聞にエッセイを掲載。テレビ朝日系『ミュージックステーション』をはじめ複数のテレビ出演が決定するなど、広報活動に余念がない。
現在の小沢の姿を多くのファンが目にすることになりそうだ。
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■19年の歳月が奏でるもの
21日に情報解禁。翌22日に発売開始となる緊急事態に、ファンは驚きと喜びに満ち溢れている。
しらべぇでファンの感想を集めてみた。
小沢健二とピチカートファイブとフリッパーズギターを拗らせたまま生きてるからこれでまた何とかやっていける
— きにら(原稿) (@wuv_l) February 21, 2017
小沢健二の新曲を聴きながら娘とおやつ食べる日が来るなんて、ぜんぜん考えたこともなかったなあ。
— ネム・テーネル (@akroizi) February 21, 2017
オザケンをリアルタイムで知っている方々からすると19年ぶりかもしれませんが、全盛期を知らない世代にとっては「小沢健二の新譜の発売日」を体験するのは今日がはじめてなんですよ。ある意味ではこれが1stシングルなんですよ。この感動分かりますか…分かってくれますかっ……!!! #ozkn pic.twitter.com/fIOv9C9uGE
— 潮見 (@shiomiLP) February 21, 2017
しかし、19年の歳月は小沢に大きな変化をもたらしているとつぶやくツイートも多い。
・まったく変わらないといえば変わらないけど声が…声が歳をとってる…
・おじさんになって声に深みが出ましたよ…
・オザケン節は健在で、懐かしくって新しい。声はだいぶ大人になったなぁ
・声、めっちゃおかしくなってないか?ショック受けた。
当時の小沢の声と比べてしっくりこないファンも中にはいるようだ。
それでも、かつての輝きに負けない小沢節を見せつけられたファンは、待ち望んでいたシングル発売に諸手をあげている。
当時を知る者も知らない者も魅了する、小沢健二の新章に目が離せそうもない。
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(文/しらべぇ編集部・サバマサシ)