音楽を聴きながらのほうが仕事に集中できる?年収との関連も
勉強や仕事をしなくてはならないのに気分が乗らないとき、景気づけに音楽をかけながら行なう人は多いだろう。
だが、いざ音楽を聴きながら勉強や仕事をしていると、ついつい音楽に聴き入ってしまい、肝心の作業が疎かになってしまう…という場合も。
そこでしらべぇ編集部は全国20代~60代の男女1,348名を対象に、「仕事や勉強は音楽を聴きながらのほうが集中できる人」がどれぐらいいるのか、調査した。
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■20代と60代は男女で大きな差が
全体では19.7%の人が「音楽を聴いたほうが集中できる」と回答し、男女間でそれほど大きな差は見られなかった。しかし、それを年代別で見てみると…
男性は60代がもっとも「集中できる」と答え、20代は50代に次ぎ「集中できない」と回答。一方、女性は20代が一番「集中できる」と答え、60代が全世代で最低値を記録した。
30~50代では男女間の差はいづれも3ポイント未満と、ほぼ同じ割合にもかかわらず、20代と60代では男女大きく異なる結果となった。
たとえ同世代であっても、仕事・勉強面での音楽の使い方には、男女間で差があるようだ。
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■融通が利く職種ほど音楽で集中?
続いて職業別データを見てみると、自由業の人がもっとも音楽で集中しやすく、反対に公務員の人がもっとも低いという結果に。
平均値19.7%にほど近い会社員の割合と比べてみてもわかるように、仕事柄、自由なスタイルで仕事を進められる職業の人ほど、集中できないときのカンフル剤として、音楽を利用しているようだ
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■気になる年収との関係は…?
では、仕事のパフォーマンスに対し、音楽を聴くことはプラスに働くのだろうか。
年収別データを見てみると、年収の高さと音楽を聴いたほうが集中できると回答した人の割合は、1000万円以上の人を除き、おおむね反比例する結果となった。
仕事や勉強のスタイルは人それぞれだが、一般的に、歌詞がある音楽は勉強や仕事にマイナスの効果があるといわれている。
音楽を聴く派の人はクラシックなど、歌詞がなく、自身がリラックスできるような音楽を選択することがおすすめだ。
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(文/しらべぇ編集部・阮)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年2月19日~2016年2月22日
対象:全国20代~60代の男女1,348名(有効回答数)