食用牛が脱走し、ニューヨークのど真ん中を闊歩 「家畜の大脱走」は日本でも

(AmadeoAV/iStock/Thinkstock)
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警察の仕事は、人間を追いかけることだけではない。

たとえば、山間部の都市では熊が出没することもある。その場合はまず警察が対応し、猟友会の協力を得て熊を射殺。猿が市街地にやって来た時は、網を持って猿の後ろを走り回る。こうして見ると、人間を相手にするよりも大変かもしれない。

先日、アメリカのニューヨークでこのようなことが起こった。牛が市街地に出没したのだ。


 

■ニューヨークに食用牛出没

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(画像はYouTubeのスクリーンショット)

今月23日、現地メディアはニューヨーク市での食用牛の脱走を報じた。

この牛は食肉処理場から逃げ出した家畜で、住宅地に沿う道路を1時間以上も歩き続けたという。

銃の国アメリカといえど、その場で牛を射殺するわけにはいかなかったのだろう。警察は麻酔銃を発射する。だが、その巨体が沈黙するまで長い時間を要した。映像を見てみると、牛とパトカーが鬼ごっこをやっているような光景が窺える。

結局、この牛は麻酔が利いて倒れたあとに自然死したようだ。食肉にはならず、火葬処理されたという。


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■日本では競走馬の脱走も

「家畜の脱走」という出来事は、日本でも時たま発生する。

その中でもとくに全国的な騒動になったのは、スーパーオトメという競走馬の脱走だ。

これは1996年1月、大井競馬場の厩舎から走り出して首都高速道路に乗り上げてしまったもの。スーパーオトメは首都高を2キロ以上疾走。この珍事はスポーツ紙のみならず一般紙でも取り上げられ、スーパーオトメは一躍人気馬に。

それ以降、この馬の出走レースでは馬券が飛ぶように売れた。スーパーオトメの馬券を今も持っている競馬ファンは少なくないはずだ。


■帰ってきた子牛

また、去年はこんなこともあった。

滋賀県甲賀市の牧場から、1頭の子牛が逃げ出す。これを受けて警察は近隣の捜索を開始したが、牛は一向に見当たらない。

その牛はどうなったのか?

じつは、自分の足で牧場に帰ってきたというのだ。

この牧場は新名神高速道路の近くにあり、そのため警察による警戒線が張られていたが、人間の手を借りることなく牛が戻ってきたということで事件は解決した。


このように、牛や馬が脱走し公道に出没する出来事は決して珍しいものではないようだ。

もし道路上で牛を見かけたら、まずは110番。決して近づいたり、餌をあげようとしてはいけない。

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(取材・文/しらべぇ編集部・澤田真一


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