最新号『ちゃお』付録に「掃除ロボ」家電のプロが徹底レビュー
家電タレントの奈津子です。
最近、女性誌を買えば、付録にハイブランドとコラボしたバックやポーチが付いてくることもしばしば。各雑誌社が、信じられないほどパワーアップしていることを実感しています。
そんな中、聞き捨てならない情報が耳にはいってきました。それは、少女漫画誌『ちゃお』(小学館)の最新号の付録に、なんど「おそうじロボット」がついてくるという情報!
しかも、お掃除ロボットで有名な「ルンバ」などのように、落下防止センサーもついているとのこと。
な、な、何事…!? もしクオリティが高ければ、おそうじロボットの購入に悩んでいる人は、たったの580円で『ちゃお』を買っちゃえばいいということになりますよね?
さっそく、書店まで猛ダッシュ。
都内の某書店では、ラスト1冊。店員さんからは「今日この漫画が朝からよく売れてるんですよ…」というコメントまで。
画像をもっと見る
■ ぷりちぃおそうじロボCHI-01の全貌
このおそうじロボットのモチーフになっているのは本誌での人気連載『プリプリちぃちゃん!!』に登場する地底人の「ちぃちゃん」。
愛らしいキャラクターです。キットの全貌はこちら。
パーツは基盤、モーター、カバー、プロペラ、キャラパーツといった具合にシンプル。
作り方は、
① モーターを基盤にセット
② 裏面をプロペラで固定。(このプロペラがモーターの電力によってクルクルと回転することで、ふたつの車輪が走行する仕組みのようです)
裏面のプロペラ下がダストボックスとなっており、ゴミはここに集塵。
モーターの両側にある2色のコードは、周りを取り囲むように指で配線し、仕上げにカバーを取り付けて、トップに主役である「ちぃちゃん」を取り付けます。
別売りの単4電池を2本いれれば完了。スタンバイまで、たった5分。
サイズも可愛らしく、我が家のダイソンのおそうじロボットと並べるとこの通りの手のひらサイズ。
裏面はこのシンプルさ。まるで母と子のようですね。
関連記事:峯岸みなみの顔が変わった? ギャル化した姿が「浜崎あゆみ似」
■ いざ、レビュー!
まずはスイッチをONにして動作確認。
ごらんの通り、落下防止センサーが前方についているため、机の隅も自力で回避。これはスゴイ!
そして吸引力を調べるため、消しカスを準備。
書き物をする際に散乱しがちな消しカスは、いったいどの程度吸い込んでくれるのか…。
こちらは想像以上に吸い込んでくれて申し分ない仕上がりです。所要時間も約1分で、手軽さといいサイズ感といい、テスト前の子供机などにはピッタリなのではないでしょうか。
ここで欲がでた私は、卓上に思いきって賞味期限切れの小麦粉を散布。
ちょっと思い切り過ぎたかもしれませんが、思いきって使用開始。小麦粉の中を、果敢に走り抜けていくちぃちゃん。
私のおでこを、ひとすじの汗が流れていきます。しかし…進行方向にむかって少しずつ車輪の跡が。
落下防止センサーはついているものの高級機のおそうじロボットほどの走行センスはないので、放っておくとかなり遠回りしてしまいます。
そのため、手動であちこちへいかないように向きを修正する必要がありました。
消しカスのときとは違い、こちらは所要時間約8分強。これ以上は綺麗にならなさそうなので中断。
最後は水拭きをして片付けました。
とはいえ、ダストボックスのなかには、こんなにたくさんの小麦粉が。
卓上に残っているようにみえても、これだけの量を吸い込んでいた模様。優秀だよ、ちぃちゃん。
既存のおそうじロボットに比べフィルター交換ができないので、目詰まりの度が過ぎると使用できなくなってしまいます。
大切にケアしつつ使うことをオススメします。
関連記事:『スッキリ』コロナ禍で急増するカスハラ被害 加藤浩次の怒りに反響相次ぐ
■ 結論としては…
既存の「おそうじロボット」のクオリティと真っ向から比較する製品ではありませんが、組み立て段階のワクワク、使用する場合の手軽さとコンパクトさ。
いずれも雑誌の付録で「こんなに夢がみられる」なんてスゴイ。
子供であれば知的好奇心がくすぐられ、「モノづくり」や「家電」に対して興味が深まることは間違いないナシ。
この付録をつけようとプロジェクトを進めた「ちゃお編集部」の皆さんの熱意、心の底から尊敬します。
・あわせて読みたい→「なぜ店舗で買わなくなった?」ネットで家電を買う3つの理由
(取材・文/家電アドバイザー・奈津子)