「女性蔑視」と大炎上のサンローラン「網タイツ」広告 現地パリで激写
3月8日は、「国際女性デー」。日本では、あまりなじみが薄い記念日だが、欧米を中心に世界的には祝日に定めている日もある大切な一日だ。
そんな記念日に水を差すように、批判が殺到しているポスターがある。フランスの高級ブランド『サンローラン』がパリ市内に掲出した広告だ。
しらべぇ編集部は、パリに住む女性記者から実際の掲出写真を届けてもらった。
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■網タイツの下半身を強調
こちらはモノクロバージョン。ローラースケートがついたハイヒールを履き、網タイツ姿の女性をローアングルから撮影している。
こちらは、同じくモノクロ写真で、床に座った女性が足を開き、股間が見えるようなアングルだ。
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■女性の「痩せ方」も批判の対象に
こちらは、カラー写真のもの。スツールにもたれかかった女性が、先ほどのローラー付きハイヒール+網タイツ姿で、お尻をつきだしているようにも見える。
批判は、「女性の品格を傷つける」ということに加えて、起用したモデルが痩せ過ぎているという点も問題視されている。
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■「品のない広告を外せ」のハッシュタグも流行
この広告は4日から掲載されており、フランスの広告規制当局(ARPP)は6日、一部の写真を変更するよう要求した。
また、ソーシャルメディアでは「#YSLRetireTaPubDegradante(イブ・サンローラン、品のない広告を外せ)」というハッシュタグが拡散。
「これが、国際女性デーの祝い方なの? 恥を知りなさい!」といった厳しいコメントも見られる。
Is that your way to celebrate women’s day, YSL? Shame on you! #BeBoldForChange #YSLRetireTaPubDegradante pic.twitter.com/62DI9M5ohr
— Camille Bullot (@hello_camille) 2017年3月6日
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(取材・文/しらべぇ編集部・タカハシマコト 写真提供/ピノコ(パリ在住))