結婚で防災意識が変わる?地震対策をしているのは2割程度

2017/03/11 11:00


(©写真AC)
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2011年3月11日、東日本大震災が起きた日だ。あの時の揺れや、津波の映像が忘れられない…という人も多いだろう。

原発問題や避難住民に対するいじめなど、今なお残っている影響は大きい。


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■今でも対策しているか?

あの日から6年。地震対策を今でも意識しているだろうか。

しらべぇ編集部が全国20代〜60代の男女1,363名を対象に「地震がいつ来てもいいように対策をしている」かどうか調査したところ、全体の21.3%は「対策している」と回答。

男女年代別で見てみると、かなりばらつきがある。

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年代で比較すると女性のほうが意識高めだが、20代ではかなり落ち込んでいる。30代になって一気に割合が上がるのは、「守りたい家族」ができたからかも。

実際に既婚者と未婚者で比較すると、若干だが既婚者のほうが対策している人が多い。

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結婚を機に意識が変わる人もやはりいるようだ。


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■具体的にどんな対策をしているのか?

「対策している」と答えた人に、どんな対策を行っているのか聞いてみた。

「東日本大震災の時に、食器棚が開いたり本棚が倒れたりで、家の中がぐちゃぐちゃになってしまって。それ以来本棚やタンスは全て固定して、倒れないようにしています。


また、寝室は高い位置に荷物を置かないなど、寝ている時の安全を確保。防災グッズも購入して、定期的に賞味期限など確認しています」(50代・女性)


「家具の固定や防災グッズの準備はもちろんですが、家族で『もしも震災が起きたら』どこに集まるか、どこに連絡するかなどを決めています。外出中に何かあって、連絡が取れなかったら一番嫌なので」(30代・女性)


一方で、こんな声も。

「東日本大震災や熊本地震を受けて、防災グッズを買ったりしたのですが…。本来はすぐに取り出せる場所に置かなきゃいけないのに、今は押入れの奥。実際何かあったら取り出せない気がします」(20代・男性)


「寝室に家具を置かない…とか、わかってはいるんですが家が狭すぎてそうはいかない。それ以前に、大きな地震が来たら、今の家はボロすぎて潰れる気がします」(30代・女性)


いつ起きるかわからないのが自然災害。「もしも」のための備えを、改めて見直してみては。

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(取材・文/しらべぇ編集部・たつきあつこ

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo
調査期間:2017年2月24日~2017年2月27日
対象:全国20代~60代の男女1363名 (有効回答数)

調査東日本大震災対策地震
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