『ズートピア』を編集した予告編映像が完全にホラー映画
大人から子供まで楽しんで見られる明るいコメディ・アドベンチャー映画『ズートピア』も、BGMや色調、映像の繋ぎ方をちょっと変えただけでおどろおどろしいクライム・スリラーになってしまう。
ウサギの新米警察官が組織的な犯罪を追いかけるというストーリーなだけに、スリラー映画との相性はバツグン。怖いけど、これはこれで見てみたいような…。
■編集次第でホラーに
肉食動物と草食動物が共存する大都市ズートピアで警察官として働くウサギのジュディ・ホップス。彼女は紆余曲折を経てキツネの詐欺師ニックと共に巨大な組織犯罪を追うことになるのだが、彼女に与えられた時間はたったの48時間しかない。
あらすじだけ見ると、まるでどこぞのバウアー捜査官が登場するテレビドラマのようだが、実際『ズートピア』の劇中でホップス巡査は度々ピンチに陥り、野生の本能をむき出しにした肉食動物に狙われることとなる。
そんなシーンだけをつなぎ合わせ、緊迫感のあるBGMを流し、画面を全体的に薄暗くするだけで、あっという間に「子供と一緒に見に行けない『ズートピア』」の出来上がりだ。
関連記事:サグワ、WOW執行役員に就任 “BLACK FILM”プロデューサー第一弾MVも公開
■映像を見た人々の反応
「怖いけどこのバージョンも見てみたい」
「次はドクター・ストレンジをサイコロジカル・ホラーで頼む」
「まるで元々ズートピアはクライム・スリラーじゃないかのようだな」
「クライム・スリラーにしてみた?既にオリジナルはクライム・スリラーだよ!グーグルで検索してみたらわかる」
「ネタとしてはあるあるだけど、よく出来てる」
「オリジナルが既に怖い」
「ズートピアはもとからクライム・スリラーだっつーの。ただファミリー向けってだけで」
「だいたい全部音楽のせい。ハッピーな音楽を流したら楽しくなる」
「最後のシーンは完璧!めちゃくちゃ怖かった!」
「怖かった。もう一度この動画を再生したいとは思わない」
「俺はズートピアはクライム・スリラーだと思ってたけど」
「素晴らしい編集だね…BGMのチョイスがいまいちだけど」
「予告編映像の割にはネタバレしすぎな気がする」
関連記事:奈緒「おもしろい香りしかしなかった」 山西竜矢監督『彼女来来』特報映像が公開
■元から結構怖い『ズートピア』
コメントにも見られるように、多くの人々が『ズートピア』を元々クライム・スリラー映画だと認識しているのは面白い。確かに本作はファミリー向けの皮を被ってはいるものの、大人でもハラハラする緊迫のシーンが多いのが特徴だが…。
個人的には3月10日から公開されている「モアナと伝説の海」の予告編もホラー映像になり得るのか試してみて欲しい。
・あわせて読みたい→もしもスパイダーマンが糸を飛ばすのが尻からだったら…
(取材・文/しらべぇ編集部・びやじま)