「雌3匹以上で…」にヘンな想像した？　アノ生物の繁殖能力に絶望

段々と暖かくなり、さくらの開花が待ち遠しくなる季節。花が咲けば、虫たちも続々と活動を始める合図でもある。

そんな中、北海道大学の研究チームが、ある昆虫への今後の対策のあり方について考えさせられる、驚きの研究結果を発表した。

■ゴキブリは雌が3匹以上いれば繁殖可能と判明

北海道大学研究チームによれば、全国に分布する「ワモンゴキブリ」は、雌だけで3匹以上いれば、雄と交尾せずに子孫を残す「単為生殖」が促進されるとのこと。また、単為生殖できる他のゴキブリにも同様の性質を持っている可能性があるのだそう。

研究チームでは、ワモンゴキブリを雄雌ペア・雌だけ2～5匹など、全11パターンをそれぞれ14組以上を容器で飼育し、「卵鞘（らんしょう）」という複数の卵が入ったカプセルが形成されるまでの期間を2回目まで調べた。

その結果、雌3匹以上では最初の形成が平均10日程度と、1匹だけより3日程度早く、2回目では9日程度早くなった。さらに雌15匹以上で飼育を始めたケースでは、雌だけで3年以上集団を維持しているという研究結果も。

この結果、通常の害虫駆除では雄を殺虫して繁殖を妨げるという方法を用いる事が多いが、ワモンゴキブリは雄雌両方とも徹底して駆除しなければならないと考えられる。

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■ネットでは「絶望」の文字、キーワードに勘違いした人も

苦手な人が多いゴキブリの驚異的な繁殖能力に、ネットでは「恐ろしい」と悲鳴とも取れる声が相次いでおり、中には「絶望」という文字が…。

https://twitter.com/motsunabe_no_gu/status/841142056714039296

トレンドにゴキブリなどと入っているから何かと思ったら…恐ろしい研究結果ですね…増えるのに交尾が必要無いなどと…せめて3匹じゃなくて300匹くらい集まらないといけない、くらいにしといてくれ…

— 紫音 (@bluedragon0803) 2017年3月13日

テラフォのゴキブリより現実のゴキブリの方が怖い

— 割り箸 (@waribashi0313) March 13, 2017

衝撃的過ぎる研究結果に、ネットでは「怖い」「恐ろしい」の声が相次ぎ、ツイッターでも関連キーワードがトレンド入りを果たした。
その結果、キーワードに勘違いをしてしまった人もいたようだ。

あらぬ妄想を掻き立てられるキーワードに期待してしまった分、検索結果の衝撃度が倍増してしまったようだ。

暖かくなると活動を活発化させるゴキブリ。今年はより一層の対策を講じたい。

（文／しらべぇ編集部・もやこ）