オジさん席に女性を放り込まれても…半数以上が相席は苦手

2017/03/20 19:00


(DAJ/iStock/Thinkstock)
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ランチタイムや居酒屋など、混み合った飲食店で「ご相席をお願いしてもいいですか?」と声をかけられることがある。

気にならない人も少なくないが、1人でくつろいでいたり、友達同士で楽しく話したりしている時にそう言われると、なかなか断りにくいシチュエーションでもあり、水を差された気分になる人も。

しらべぇ編集部では、全国の20~60代の男女1,363名を対象に「相席は苦手なほうだ」という人の割合を調査した。


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■過半数が苦手

全体では63.1%と過半数が「相席は苦手」と回答。男性は58.2%だが、女性は68.0%と7割近くが「本当はイヤなんだけど…」と感じているようだ。

性別・年代別で見てみると

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20代男性が50.8%で比較的低いが、それでもわずかに半数を超える。女性はすべての年代で6割を超えており、最も高い40代女性は79.4%とほぼ8割が「苦手」という結果に。

さらに特徴別で数値が高く、あてはまらない人との差異が大きいものを見てみると

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「コミュニケーションが苦手だ」が79.9%と高水準。

ただでさえ人と交わるのが苦手な人だけに、いきなり見知らぬ人とテーブルを囲むことにハードルの高さを感じるだろう。

また、「テレビを毎日観る」70.9%も比較的高めで、あてはまらない人の47.7%とは23.2ポイントも開いた。

テレビを観ていることで、見知らぬ人と会話するのに汎用性の高い話題は持っていそうな気もするが、そういうことではないらしい。


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■組み合わせによって

実際に「相席は苦手」「相席が好き」両方の話を聞いてみた。

「混んでいるお店では仕方ないと思いますが、正直イヤですね。店員さんが気を遣ってくれればいいけれど、時々“どうしてこの組み合わせにするの!?”ってことも。

女性ばかりのテーブルに、明らかに場違いなオジさんを連れてきたり、逆にオジさんだらけのテーブルに女性の1人客を放り込んだり、騒がしいテーブルで落ち着かなかったり、そういうのは本当に勘弁してほしいです」(30代・女性)


「タイミングが悪かったのですが、後から来た1人客が相席ではないテーブルに案内されて、店員にクレームを言ったことがあります。それが気に入らなかったようで、相席していた人に文句を言われて…。それ以来、自分が座っていたテーブルに相席を頼まれたときはOKしますけど、後から自分が相席するパターンでは断るようにしています」(40代・女性)


「1人でフラッと店に入るのが好きなので、相席になることは比較的多いです。仕事帰りの居酒屋とか、むしろ相席は大歓迎。

お互い1人だと当たり障りない話をしているうちに意気投合して、よくよく聞いたら同じ業界の人で仕事の取引が決まったこともあるし、若い頃は年上の人がおごってくれたことも何度もありました。だから店員さんに『相席でもいいですか?』と言われると、ラッキーだと思いますね」(40代・男性)

男女差もあるが、相席する相手との「組み合わせ」によるところが大きいようだ。

しかし、「袖触れ合うも多生の縁」ということわざもある。ムリに意気投合する必要はないが、同じテーブルを囲むことになったのも縁ということで、せめて気まずい雰囲気にならないように気をつけたい。

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(取材・文/しらべぇ編集部・くはたみほ

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo
調査期間:2017年2月24日~2017年2月27日
対象:全国20代~60代の男女1,363名(有効回答数)

居酒屋飲食店苦手混雑調査
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