手帳や名刺・携帯電話…財布忘れて飲食した時に預けたものは
午前の仕事を終えて、一息つけるランチタイム。会社の近所にフラッと出るだけと油断して、財布を忘れてしまったことはないだろうか。
しらべぇ編集部の調査では、「財布を忘れて飲食をしたことがある」人の割合は全体で9.1%。
女性は5.8%とかなり低い割合だが、男性は12.4%と1割以上が経験者となっている。
行きつけの店であれば「次でいいですよ」と言われることも多いだろうが、そんな関係ではない店の場合は、どうやって切り抜けているのか?
■取引先に財布を落として
「資料を出し入れした時に取引先で財布を落としたようで、電話がかかってきました。それが最寄り駅のそばで、ちょうどランチを食べ終わったタイミング。駅から少し離れているので、届けてもらうのも悪いし…。
お店の人に事情を話したら胡散臭そうな表情をされて、正直焦りました。そのまま一旦店を出たら怪しまれると思って、『代わりにこれを置いてゆきます』と手帳を預けて、走って財布を取りに行きました。担当者には笑われるし、お店の人もダッシュで戻った姿に笑ってくれましたけど、あんな失敗は二度としたくないです」(20代・男性)
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■みんなランチで
「事務仕事なんで、お昼はリフレッシュを兼ねて外に出るようにしています。その日はたまたま初めての店に入って、ランチを食べて帰ろうとしたら、財布を忘れていることに気づきました。デスクの上に出しっぱなしなのを思い出して、会社に電話を入れたのですが、電話当番の子が1人残っているだけで全員ランチに出ていて。
スマホケースに入っていた名刺を出したら、店員さんは『近いし、後日でいいですよ』と言ってはくれましたが、正直“もう一回来るのは、微妙”と思った店だったんですよ。(笑)なので急いで会社に戻って、お金を払いに行きました」(30代・女性)
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■異動前日に
「別のオフィスに異動になる前日バタバタしていたので、行きつけのランチの店でごはんを食べながら、引き継ぎ資料の見直しをしていました。資料を持って出るのに頭がいっぱいで、財布を忘れていたことに帰るときに気づいて…。
顔見知りの店員さんに『また来た時で…』と言われましたが、『明日から別のオフィスだから』と、携帯電話を人質ならぬモノ質として置いてゆきました。戻ったら『こんな大事なものを置いていかなくても、良かったのに』と言ってくれて、ほっこり。今でも前のオフィスに行った時は、その店にランチに行っています」(40代・女性)
人質ならぬモノ質――仕事で大事な手帳に加え、今や日常に手放せない携帯電話は、“必ず戻って来る”意思を示すのに適したアイテムといえそう。
とはいえ、出かける時に財布を忘れないようにするのが一番だ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・くはたみほ)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年1月22日~2016年1月25日
対象:全国20代~60代の男女1340名