『国産キムチ』と『韓国産キムチ』どちらが美味しいか比較した結果
しらべぇ編集部の調査でも、日本人の1割が「もっとも美味しい漬物」と回答するほど人気の漬物、『キムチ』。
スーパーで売られているキムチにはさまざまなメーカーのものがあるが、国産のキムチと韓国産のキムチでは少し味に違いがある。
たとえば国産キムチ『こくうまキムチ』は、いかごろやカツオを入れることで旨味を強くしているのに対し、韓国産キムチ『牛角キムチ』はニンニク強めのスパイシーな味付けになっている。
画像をもっと見る
■それぞれのキムチを比較
では韓国産と国産キムチ、どちらが料理に使った場合に美味しくなるのだろうか? そこで、しらべぇ編集部は、よく日本でも作られる料理3品を作り、味を比較してみることにした。
まず試してみたのは『豚キムチ』。豚肉とキムチを炒めるだけでご飯に最強に合うおかずになるが、コレは韓国産キムチの勝利であった。
理由としては国産キムチは甘味と旨味が強いので、やや豚肉がキムチの美味しさに負けてしまう。それに比べ韓国産キムチはスパイシーで酸味が強いので、豚肉の美味しさを引き立ててくれるのだ。
「焼肉の起源は韓国だからな」(※諸説あり)と言いたくなるほど韓国産キムチと豚肉の相性は優れていた。
お次に試したのは『韓国風冷奴』。ごま油をかけた豆腐にキムチを添えた料理だが、こちらは圧倒的に国産キムチの勝利。
豆腐があっさりとしているので、濃厚な旨味を持つ国産キムチは素晴らしい調味料になってくれるのだ。それにくらべると韓国産キムチは酸味が強くなってしまい、あまり合わない。
最後に試した『キムチ納豆』でも、やはり国産キムチの勝利。もともとご飯に合う納豆なだけに、単品でもご飯に合う国産キムチとの相性はバッチリ。
それが韓国産キムチになるとニンニク感と酸味が強いのでやや違和感を覚える味になってしまう。
関連記事:松屋から「豚キムチ」が新登場 丼or定食だけでなく“玉子”も選べる
■国産と韓国産では使い方も異なる
結果としては「シンプルな食材に生で合わせるなら国産、肉類と炒めるなら韓国産」を選ぶのがベストだと感じた。
また、国産はそのままご飯のおかずになるのに対し、韓国産は焼肉などで脂っこくなった口をリフレッシュするために食べるのが適している。
ほかにもさまざまな美味しいキムチがスーパーで置いてあるので、キムチ好きはぜひ試してみることをオススメするぞ。
あわせて読みたい→広島人が大阪人に激怒「日本発祥のお好み焼きは広島風! 関西風は韓国起源」
(取材・文/しらべぇ編集部・雨間ゆうすけ)