スマホ依存が原因？ 頭の回転が悪くなったと感じる若者たち
新しいことを始めるなどの対策をしたほうがよさそうだ。
芸能人の名前をど忘れしてしまう、あの漢字が思い出せない…。年を重ねると頭の回転が悪くなったと思うことが多々ある。何歳くらいから、そのような現象は起こるのだろうか。
■20代から脳の老化現象？
しらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,363名に「脳の老化について」の調査を実施。性年代別見ると、すべての年代で男性よりも女性のほうが多い割合となった。出産を機にしばらく仕事から離れた女性は、次のように語る。
「子供が幼稚園に行くようになってからパートを始めましたが、覚えが悪くなっていたのがショックで…」（30代・女性）
彼女はパートを続けていくうちに、以前の感覚を取り戻したそうだ。しかしずっと働いている女性でも、頭の回転が悪くなったと感じている。
「派遣社員で、現在の職場では入力作業がメイン。毎日、同じようなことの繰り返しなので、あまり頭を使わなくなった感じがする」（30代・女性）
男女問わず、仕事が同じことの繰り返しだと思っている人は多いだろう。プライベートで充実した時間を作ることが、脳の老化防止にもつながりそうだ。また、20代でも4割以上と多い割合なのが気になるところ。
「10代の頃よりも、確実に物忘れがひどくなっている」（20代・女性）
スマホの普及などで、若者の記憶力の低下を懸念する声もある。今回の結果ではデジタル依存の影響なのかはわからないが、若いうちから脳の老化を感じている人がこれほどいるのは心配だ。
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■人の名前をなかなか覚えられない
人々はどのようなときに、「頭の回転が悪くなった」と感じるのだろうか。
「仕事で会う人の顔と名前を、なかなか覚えられない」（30代・男性）
記憶力の低下を挙げる人が多い。また、学力の衰えから、脳の老化を感じる人も。
「簡単な漢字も書けなくなっている」（30代・女性）
今回の結果を収入別で見ると、年収300万円未満よりも年収1,000万円の人のほうが約20ポイントも少ない。収入がいい仕事ほど、頭を使っているということだろうか？
若いうちから「頭の回転が悪くなった」と感じているなら、新しいことを始めるなどの対策をしたほうがよさそうだ。
（取材・文／しらべぇ編集部・ニャック）
対象：全国20代～60代の男女1,363名 （有効回答数)
