「今年のエイプリルフール企画はコケるかも」担当は嘆くも理由に納得

2017/03/31 11:00

4月1日はエイプリルフール。すっかり日本でもインターネットを中心に浸透。大掛かりな企画を実行する企業も少なくない。

完全にお祭り騒ぎで遊び倒す企業がいる一方、そのまま商品化などを実現させている企業もある。

(junce/iStock/Thinkstock)
(junce/iStock/Thinkstock)

しかし、実際の現場では、今年のエイプリルフールネタに不安な要素があるようだ。

しらべぇ編集部では、毎年企画に携わっている広報の女性に話を聞くことができた。


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■今年のエイプリルフール企画はコケるかも

企画担当女性:ある旅行会社の企画に携わっています。毎年、評判になり100社以上のメディアに取り上げられてきました。


ただ、今年の4月1日は土曜日なんです。メディアのみなさんが稼働してくれるかどうか心配です。


企画サイトはすでに完成していて、アップロードの予約をするだけです。事前に告知もしてはいますが、どうなるか不安です。


担当者も、カレンダーの影響で心配が絶えないようだ。プレッシャーもあるのだろう。


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■エイプリルフールに起きたGoogle「Mic Drop」事件

エイプリルフールネタがマイナス方向に炎上してしまう可能性ももちろんある。

2016年にGoogleのGmailチームが仕掛けたイタズラは、「Mic Drop」機能の実装である。

「Mic Drop」ボタンを押すと、「君と話すことはもうない」を意味する、手に持っていたマイクを落とす画像を相手に送りつける。それに対して、相手が返信してもメールは届かない機能だった。

友人間の不毛なやりとりを終わらせるのに最適とのジョーク機能だったが、Gmailの使いなれた送信ボタンの隣にあったので、間違えてメールを送ってしまう事故が多数発生。クレームが殺到した。

なかにはイタズラが原因で仕事を解雇されてしまった人もいるとの噂もあった。


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■実際どうなの? エイプリルフールの好感度

企業にとっては不安要素も多いエイプリルフール企画。もちろん、ユーザーが愉しんでくれるのならとがんばっている企業は多い。

しらべぇ編集部では、全国男女1,332名に「エイプリルフールが面倒くさいと感じる」かどうか、好感度について調査を実施した。

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全体36.8%が面倒くさいと回答し、少数派であると判明した。

土曜日が休日の人たちにとって、今年は企業のネタを堪能しやすい一日になっている。

いつもは忙しくてなかなか楽しめない人も、今年はどんな企画があるのか探してみるとよいだろう。

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(取材・文/しらべぇ編集部・モトタキ

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo

調査期間:2017年3月24日~2017年3月26日
対象:20~60代男女1,332名(有効回答数)

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