こんなに大変なの?元宅配便屋が暴露する「客トラブル」3選

2017/04/01 06:00

(comzeal/iStock/Thinkstock)
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近年は、ネット通販などの台頭により、利用することが多くなっている「宅配便」。他人の家に荷物を届けるという仕事ゆえに、なにかとつらいことも多いようだ。

しらべぇ取材班は、宅配便屋で約四年間勤務していたことがある男性(30代)に「不快になった客」を聞いてみた。



 

①自分は時間にルーズなことをするのに、配送屋が5分遅れただけで怒鳴る

「再配達を指定する時に、お客さんの中にはおおまかな時間だけでなくて、『13:30〜14:00までの間に来てください』とか細かく指定する人もいて。


うちの会社は、『なるべくお客様の希望に沿うように…』という営業方針があったので、こちらも配送先のまわり順を調節するなど、


そのお客さんひとりのためにいろいろ考慮して行くのに。こういう人に限って、それだけ細かく時間指定しておきながら行ってもいない…というのが多くて。


そして逆にこういう人に限って、自分はさんざんルーズなことをしておきながら、こっちが荷物の配送が5分遅れただけで怒鳴り散らす…。ウンザリでした」


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②15kgの荷物を持ったまま、5階まで階段で…

「その人は、5階建てのマンションに住んでいたんですが、そこエレベーターがなくて階段なんですよ。普通の荷物を運んで5階を往復するだけでもつらいのに、


その日は15kgのキャビネットのお届けで。さすがに荷物を持って玄関先まで行ってもいなかったらきついので。到着10分前くらいに電話して確認したら、


『います。大丈夫です』というので、5階まで汗だくになりながら、荷物を運んでいざチャイムを何度押しても出ず…。電話をしたら、


『急用ができて、でかけちゃいました』と…。さすがに怒りを通り越して、泣きそうになりましたね。これだけやっても給料は変わらないですから…」


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③ひとつの荷物を届けただけで犯人扱いされる

「アパートの女性に、荷物を届けたんですよ。しばらくして、突然警察が営業所に訪ねてきて。その女性はその日が引っ越してきた日だったそうなんですが、


それから数日後に、家のインターホンに『20代の弱そうな女性のひとり住まい』みたいな、空き巣とかが情報交換をする暗号が書き込まれていたらしく。


警察がその女性に思い当たる人の話を聞いたら、引っ越してきたばかりでこの家で自分を見たのは、荷物を配送してきた僕しかいない…と、言いだしたらしく。


事情を聞かれる事態になりました。配送業って女性の家にも荷物を届けに行くから、何かあった時にへんに疑われることもあるだな…と怖くなりましたね」


これだけ日々大変な思いをしながらも笑顔で荷物を届けてくれる宅配便の人には、感謝をもって接したいものだ。

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(取材・文/しらべぇ編集部・オレンジおっかさん

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