復帰決定のシジマールは何位?Jリーグ最高外国人に選ばれたのは…

2017/04/01 05:00

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(KrivosheevV/iStock/Thinkstock)

サッカー明治安田生命J3リーグ所属の藤枝MYFCが、かつて清水エスパルスで活躍したシジマール(54)を現役登録した。

あくまでも怪我人がでた際のバックアップ要員としての措置とみられるが、Jリーグ黎明期に活躍したレジェンド・ゴールキーパーの現役復帰話に、ファンも驚いているようだ。



 

■Jリーグ史上に残るゴールキーパー

シジマールは1993年に清水エスパルスに入団。鉄壁の守備が武器で、731分間連続無失点というJリーグ記録を樹立している。

最大の特徴は広いリーチ(手を広げた際の長さ)で、身長は183センチとさほど大きくないものの、手の長さを活かしたセービングでことごとく相手のゴールを阻止。

ゴールマウスを広範囲に渡り守る様子から「クモ男」というニックネームがつき、Jリーグの人気獲得と発展に大きく貢献した。現役引退後も日本とのかかわりが深く、高校・大学・プロクラブなどでコーチを務めている。

また、一度引退したのちに復帰した49歳の中山雅史がアスルクラロ沼津に所属中。かつて黎明期を盛り上げた2人の対決を期待する声も。

残念ながら両チームの試合は3月25日に行われており、次の対戦はかなり先となるが、相見えれば盛り上がることは間違いない。


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■外国人選手でもっとも印象に残っているのは…

Jリーグ発足から24年、シジマールを含め様々な外国人選手が来日し、ファンを魅了してきた。そのなかで、もっとも日本人の心に残っている選手は誰なのだろうか。

そこでしらべぇ編集部では全国の20代〜60代のサッカーファン270名に、もっとも印象に残っている外国人選手は誰か調査。

結果、1位に輝いたのは日本代表監督も務めたブラジルのスーパースター・ジーコ氏。ダントツの37.0%を獲得している。

同氏はJリーグ創設前の日本リーグ時代に住友金属サッカー部(現・鹿島アントラーズ)に入部。競技に対する姿勢やピッチの状態などこと細かに指導するなど、グラウンド内外で日本サッカー界の発展に貢献した。

リーダーとしてアントラーズを強豪クラブに育て、華麗な足技でファンを魅了したジーコ氏のプレーは、いまも日本のサッカーファンに強く刻まれているようだ。


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■シジマール氏は4位

2位にはジーコ氏が日本に呼び、アデランスのCMに出演するなどして人気者になったアルシンド(14.8%)。3位には名古屋グランパスで選手・監督として活躍したストイコビッチ(11.5%)が入った。

そして元ブラジル代表監督の闘将・ドゥンガや元浦和監督ブッフバルトなど世界的なプレーヤーを抑え、4位にシジマールがランクイン。錚々たるメンバーのなかで国際舞台での経験が乏しいシジマールが入るのは、いかに日本人に愛されているかを表しているだろう。

もちろんこのほかにも、たくさんのレジェンドが来日したJリーグ。黎明期と比較すると人気が落ちているという意見もあるが、そのスリリングな試合は健在だ。

シジマールの「試合復帰」にも期待したいところである。

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(取材・文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo
調査期間:2017年2月24日~2017年2月27日
対象:全国20代~60代のサッカーファン270名(有効回答数)

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