高知女子と初心者がひろめ市場で「予算2000円」を使ったらどちらが満足できる?
高知城から徒歩2分、高知市の中心に位置する観光名所『ひろめ市場』は場内に数十店舗の飲食店があり、昼夜問わず観光客や地元民で賑わっている。
東京都民の記者も、初めてひろめ市場へ行ったときに「こんな場所があるなら毎日昼から飲み放題じゃん!」と感激したものだが、あまりに店の数が多すぎて何を食べたらいいのか迷ってしまった。
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■初心者vs高知女子が対決!
そんな高知グルメワールド・ひろめ市場でいったい何を頼めばいいのか? 初心者でも適当に注文して満足できるのか? 常連は何を頼んでいるのか?
その疑問を晴らすべく、ひろめ市場初体験の記者と高知女子がそれぞれ2,000円を予算に市場を巡り、自分が一番いいと思う「ひろめ市場セット」を作ることに。
「いや~、マジでいろいろありすぎて何買ったらいいのかぜんぜん分かんないっす」と言いつつ、いろいろな店で料理を選ぶ記者。
んおっ!? と彼が目にしたのは『うちのタタキは高知で一番おいしいと勝手に思うちゅう』と土佐弁で書いてあるPOP。
「もうよくわからなくなってきたので、ここでタタキ買ってあとは自分の勘を信じます!」とのこと。
そのあと彼が買ってきたものは…『カツオの塩たたき』『たたききゅうり』『ふくさ』『冷ややっこ』の4種類。
彼が選んだカツオの塩たたきは偶然『紋ずまかつお』(ソウダカツオ)が使用されている通好みのもので、高知県民的にはポイントが高そうである。
また『ふくさ』とは高知県のとある料亭自慢の一品で、茶碗蒸しと玉子焼きの中間のような食感が面白い一品。
なんだか種類は少ない気がするが、予算2000円のうちカツオの塩たたきに1250円を使ってしまったので仕方がない。紋ずまかつお効果でまさかの勝利もありえるか!?
その後戻ってきた高知女子が買ってきたものは『コロッケ』『ごりのから揚げ』『きびなごけんぴ』『鶏のから揚げ』『ポテトサラダ』『かにっちょフライ』の6種類。
『ごりのから揚げ』に使用されている『ごり』とは、高知県以外にも北陸地方などで食べられる小さな淡水魚で、素朴な味わいがたまらない。
『かにっちょフライ』は大きめのカニカマに串を刺して薄衣をつけて揚げ、マヨネーズとソース、青のりをかけてお好み焼き風にした一品。
ボリュームはあるけど揚げ物多すぎじゃね…? と思ったが、彼女いわく「私はこんな感じの頼み方になるんですよ!」とのこと。そ、そうですか…。
はたしてひろめ市場初心者の記者は、高知女子に勝つことはできるのだろうか?
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■判定は…
彼らが買ってきたひろめ市場セットの満足度をジャッジするのは、最近高知を愛しはじめてきた記者(私)と数回高知を経験したグルメ記者、高知マスターの男性の3名。
それぞれ3点満点で「高知らしさ」「美味しさ」「コスパ」を評価。はたして評価は…? まずは記者(私)の評価から。
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■高知を愛しはじめてきた記者の評価
男性記者「高知らしさ」3点「美味しさ」3点「コスパ」1点
高知女子「高知らしさ」2点「美味しさ」1点「コスパ」3点
・男性記者へのコメント
カツオのたたきが超ウマいので高知らしさと美味しさは満点だが、量が少ないのでコスパは低いと感じた。というかカツオのたたきだけで評価しているようなものである。ほかも美味しいけどね。
・高知女子へのコメント
ボリュームはハンパじゃないけど、あまりにローカルメシすぎて高知初心者には高知らしさが感じられなかった。あと、揚げ物と炭水化物が多くてオッサンにはややキツメのチョイスでした…。
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■数回高知を経験したグルメ記者の評価
男性記者「高知らしさ」2点「美味しさ」3点「コスパ」1点
高知女子「高知らしさ」3点「美味しさ」3点「コスパ」3点
・男性記者へのコメント
「カツオに逃げている感」があるし、カツオのたたきで1000円以上使っていることが低評価の理由。美味しいけどリピーターとしては何回も食べている料理でもあるので、新鮮味が感じられず高知らしさも2点。
・高知女子へのコメント
高知県民がふだんひろめ市場でなにを食べているのかがわかり、非常に面白かった。ポテトサラダに焦がしにんにくが加えられていたり、珍しいきびなごけんぴが食べられたりと大満足です。
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■高知マスターの評価
男性記者「高知らしさ」3点「美味しさ」3点「コスパ」1点
高知女子「高知らしさ」2点「美味しさ」1点「コスパ」3点
・男性記者へのコメント
カツオのたたきは非常に美味しかった。あと、「紋ずまガツオ」を使ったカツオのたたきを選んだところも高評価(完全に偶然です)。ただ、豆腐を選んだところにやっつけ感を感じました…。
・高知女子へのコメント
ビールがあるか無いかで評価が大きく変わるねコレは。完全に地元民向けのメニューなので、観光客の方たちが高知らしさを感じるのは難しいかも…。
でも、ボリューム的には1軒で満足できるので、安上がりはするね(笑)
■結果は高知女子の勝利
「俺、なんで豆腐選んだんだろう…」と後悔する男性記者だったが、高知女子が選んだ料理のボリュームと観光客向けのチョイスが合わさり、自然と誰でも大満足できる内容になっていた。
合計点は男性記者20点、高知女子21点と僅差ながらも女子の勝利! やはり地元民は強かった…。
が、実際のトコロ初心者が選んだ料理も非常に美味しく、満足度が高かったのは事実。ひろめ市場のポテンシャルも感じることができた取材だった。
市場内にはその他にも餃子の名店や、南国市産の地鶏『ごめんシャモ』が味わえる店がいっぱい!
お土産もたくさん売られているので、高知県へ行ったら必ず寄っておこう。
【ひろめ市場】
高知県高知市帯屋町2丁目3−1
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(寄稿/高知県情報サイト『高知家の◯◯』)