上司の行動が原因?仕事の休憩時間を苦痛に感じる若者たち

2017/04/07 05:00

休憩時間がつらい
(©ぱくたそ)

会社での休憩時間は、午後からの仕事の力となる。しかしそんな休憩時間でさえ、ゆっくりと休めずつらい状況だとしたら…。

しらべぇ編集部では、全国20〜60代有職者の男女648名に「休憩について」の調査を実施。「会社の休憩時間がつらい」と答えたのは、全体で9.7%と少ない結果であった。

大半の人は休憩時間を楽しく過ごしているように思えるが、さらに詳しく見ると世代間で事情が変わるようだ。



 

■休憩時間の人間関係がつらい

性年代別では、男女ともに20代が多い結果になっている。

休憩時間がつらい性年代別グラフ

休憩がつらいと答えた20代の人たちは、人間関係を挙げる人が多い。

「人の悪口ばっかり言ってくる先輩がいて、相手にするのが面倒。しかも聞いているだけなのに『あの子も言ってる』って感じになる。かといって、批判したらすねるだろうし…」(20代・女性)


「上司とふたりで、ランチに行く毎日。仕事でも一緒なのに、なんで休憩までおっさんとつるまないといけないのか。しかもおごってくれるわけではないので、金銭的でもつらい」(20代・男性)


休憩時間もゆっくりと休めないのなら、愚痴のひとつも言いたくなる気持ちも理解ができる。


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■上下関係が厳しい環境で育った人は上司に気に入られやすい

元ヤンとコミュニケーションが苦手な人を比べると、両者で大きな差が出た。

休憩時間がつらい傾向別グラフ

まず元ヤンでは、休憩時間がつらいと思っている人が2割もいる。元ヤンなら、休憩時間も幅を利かせられると思ってしまうが…。

「僕は体育会系で、自然と上の人たちには腰が低くなってしまう。そこが気に入られ、昼食などに連れ回される。『取り入るのがうまい』といわれるけど、上司の相手は疲れるのが本音」(20代・男性)


自分に対して低姿勢でいる部下はかわいがられるようで、上下関係が厳しい体育会系や元ヤンは対象になりやすい。しかしコミュニケーションが苦手な人は、そんな心配がない。

「僕は無愛想に見られるので、上司とは距離があります。取り入るのがうまい人はうらやましいけど、休憩まで一緒はやっぱり嫌だ」(20代・男性)


上司はコミュニケーションだと思って、休憩も一緒に過ごしているのかも。そんな部下が上司の誘いは断りにくいと思っているのなら、お互いに悲しい話だ。

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(取材・文/しらべぇ編集部・ニャック

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo
調査期間:2017年3月24日~2017年3月26日
対象:全国20代~60代有職者の男女648名 (有効回答数)

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