新入社員が「うちの会社ブラック…」と気づいた黒い慣習3選
新生活もはじまり、新社会人になった人もいるはずだ。
世の中には素晴らしい会社ばかりではないため、中にはすでに「うちの会社…ブラックかも…」と、不穏な空気を感じている人もいるのではないだろうか。
そこでしらべぇ取材班は、ブラック企業に勤めているという人たちに「新入社員時代に入社一日目で気づいた」黒い慣習を聞いてみた。
①お昼休憩を時間通りに取らせてもらえない
「うちの会社は、お昼休憩になるとチャイムが鳴るシステムだったんです。新入社員一日目で気を使ってドッと疲れて、鐘の音が聞こえた時には、
『やっとお昼休み!』と安堵したのに…。ふと周りをみると、先輩たちはチャイムが鳴っても、コンビニのパンなどを食べながらずーっと仕事を続けていて。
そんな状態で、新人の私が席を立つわけにもいかず、ジッと机に座って『お昼行ってきなよ』と言われるのをひたすら待っていた記憶があります…。
『昼休憩すら満足に取れないなんて…』と思いましたが、今では私も昼休憩は食べながら仕事をするだけで、休憩ではなくなっているのが当たり前に…」(女性・30歳)
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②入社一日目で23時まで残業をさせられた
「僕は大学時代に、その職種でのアルバイト経験があり、仕事は多少なりともできました。入社一日目でそれを褒められて嬉しかったんですが…。
定時で帰ろうとしたら、上司に呼ばれて『今日、残れる?』と。さすがに初日で断るわけにもいかないし、どうせ1時間くらいの残業だと思い承諾したら、
他の先輩たちと一緒に23時まで残業をさせられました…。そこから家に帰って、寝たのは夜中2時、そして朝6時に起きて朝8時には仕事スタート。
『たまたま昨日だけ残業させられた。今日からは大丈夫』と思っていましたが、入社一日目から今までずっとこんな生活です…」(男性・26歳)
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③「土曜や祝日も休日出勤してもらう」と言われた
「会社の募集要項のところに、『休日は会社の就業規則に準ずる』と記載されていたんです。でもそんな遠回しな言いかたをされても、大学生にとっては、
『???』『でもどうせ土日休みだよね、だって普通そうだし!』くらいにしか思ってなかったんです。しかしいざ入社当日に渡された会社カレンダーは、
年間休日108日と最低限の休みしかなく、さらに『土曜や祝日も休日出勤してもらうことがあるから、遊びより仕事優先で』と、さらりと言われて。
この休日の少なさから社員をコキ使ってやろう…という社風がヒシヒシ伝わってきて、『選ぶ会社、失敗した…』とガクッと崩れ落ちそうになりました」(女性・29歳)
会社は外から見るのと中から見るのは違うものだ。入社して日が浅いといえど「もしかして…うちの会社…」と思ったら、その勘は当たっているのかもしれない。
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(取材・文/しらべぇ編集部・オレンジおっかさん)