穴場のリラックスゾーン トイレ前の椅子が20代女性に人気
トイレの前に、ゆっくりとできる椅子を用意する商業施設が増えている。トイレを利用した人や同行者を待っている人だけでなく、ただ休憩で座っている人も多い。
しらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,363名に「外出時の休憩について」の調査を実施。「商業施設にあるトイレ前の椅子でくつろぐことがある」と答えたのは、全体で26.7%であった。
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■20代女性に大人気のトイレ前の椅子
性年代別では、20代女性が半数近くとずば抜けて高い。
トイレ前の椅子は、若い女性を引きつけるものがあるのだろうか。
「トイレに行ったついでにゆっくりと座って、スマホを見たり本を読んだりしている。意外に落ち着く場所」(20代・女性)
また子供連れのときは疲れるので、頻繁に休憩する女性。彼女も、トイレ前の椅子をよく利用するという。
「何度も飲食店に入るには金銭的にきびしいし。そんなときに、トイレの前のベンチは助かりますね。あまり迷惑にならないから、子供が泣き出したときにも便利です」(20代・女性)
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■仕事にメイク直しとさまざまな活用方法が
職業別では、会社員が3割と一番多い結果に。
「仕事の外出時に資料を見るなど、ちょっとした作業をするのに利用している」(30代・男性)
また女性では、こんな意見も。
「メイク直しにトイレの洗面台を使うと、混み合っているときには迷惑になることも。なので、トイレの前の椅子に座ってする。大きな鏡はないけど、落ち着いてできるから」(30代・女性)
自動販売機を置くところも多く、施設側も積極的な利用を歓迎しているようだ。トイレの前の椅子から、売上につながるのを期待しているのだろう。
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(取材・文/しらべぇ編集部・ニャック)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年2月24日~2017年2月27日
対象:全国20代~60代の男女1,363名 (有効回答数)