ヤマト運輸がAmazon当日配送から撤退へ!再配達有料化も検討

2017/04/14 17:00

(imtmphoto/iStock/Thinkstock)
(imtmphoto/iStock/Thinkstock)

ヤマト運輸が、インターネットショッピングサイト「Amazon」の当日配送業務から撤退する方針であることが判明。配達が夜になることが多く、長時間労働の原因となっているため、この決断に至ったという。

Amazonは今後日本郵便への業務委託件数を増やす方針だが、ヤマトと比較すると輸送能力が低いだけに、サービスの見直しを余儀なくされる可能性も。

佐川急便がAmazonの配送から撤退したことをうけて、その業務を引き受けてきたヤマト運輸だが、配送量の増加で従業員の負担は増大。今後、さらなるサービス縮小を検討しているとも噂される。



 

■再配達の有料化を検討

なかでも本格検討されているのが、再配達の有料化。受け取り人の不在によって、ドライバーの負担感が増大するためだ。

思えばかつては配送時に受け取り人が不在の場合、「お隣さんに預かってもらう」ケースも少なくなかった。しかし、最近は近所とのつきあいが薄いことや、プライバシーの観点から好まれなくなり、そのような措置は行われていない。

現在はドライバーが不在票を入れ、受け取り人が確認のうえ連絡・再配送するシステムが一般的。有料化することで、それを減らそうというのだ。

社員が過酷な勤務を強いられている現状を考えれば、配送業者としてはいたしかたない判断といえるだろうが、利用者としては納得がいかない面もありそう。

一体再配達有料化について、どのように感じているのだろうか?


関連記事:『マクドナルド』、ウーバーイーツ配達員に怒り? ベトナム語での警告文も

 

■再配達有料化をどう思う?

そこでしらべぇ編集部では、全国の20代〜60代の配送業者を使ったことがある人1,114名に再配達有料化について調査。

sirabee17413haiso4

結果、「有料化に賛成」と答えた人は、36.5%で、半数以上は有料化に反対していることが判明した。

長年無償で行われてきたことが突然有償になると聞かされれば、異を唱えたくなるのは当然のことで、予想通りの結果だろう。

再配達有料化は検討段階だが、配送業者が負担に感じているのは事実。なるべく再配達を必要としないよう、受け取る側も時間指定をしたり自宅以外で受け取ったりと、配慮していくべきなのかもしれない。

・合わせて読みたい→1時間で届く通販は「急ぎすぎ便」? ゆっくり望むネット民の声も

(取材・文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo
調査期間:2017年3月24日~2017年3月26日
対象:全国20代~60代の配送業者を使ったことがある人1,114名(有効回答数)

Amazonタイムセール&キャンペーンをチェック!

調査有料化ネットショッピング日本郵便荷物佐川急便ヤマト運輸再配達配送業者
シェア ツイート 送る アプリで読む

人気記事ランキング