珍獣『ドラム缶熊が出現』 アンラッキーな子熊のハラハラ救出劇
首から上がドラム缶で出来ているのか、ドラム缶から熊のボディが生えているのか、森の中でなんともシュールな格好になってしまった一頭の子熊の動画が話題になっている。
興味本位で穴の空いたドラム缶に頭を突っ込んでみたところ頭がスッポリとハマって抜けなくなってしまったようで、本来ならば天敵であるはずのハンターに救出してもらうことに。
■動けない子熊を助ける?それとも助けない?
ハンターの男たちが森の中遭遇したのは、今までに見たこともない姿の熊だった。
見たところまだ若い子熊が放棄されて穴の空いたドラム缶に頭を突っ込み、妙な角度のまま動けなくなっている。
あまりにも哀れでちょっとマヌケなその姿を見たハンターたちは、子熊を獲物にするのではなく、救出することに決めたようだ。
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■子熊とはいえ相手は野生
身動きが取れない状態とはいえ、相手は野生の熊。こちらが助けてあげようとしていることなどお構いなしに暴れるかもしれないし、ドラム缶が外れた瞬間こちらに襲いかかってくるかもしれない。
男たちはあくまでも慎重に、ときおり子熊に「大丈夫」「その調子」と暖かい声をかけながら、なんとか自力で頭を引き抜けるような角度でドラム缶を支え続ける。
そして数分間に渡る格闘の末、ついに子熊はドラム缶から頭を引き抜くことに成功!そのまま森の奥へと走り去り、誰も怪我をすることなく救出作業は終わった。
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■旺盛すぎる好奇心にはご注意を!!
不運な熊のもとを訪れたのは、本来動物を狩ることを生業としているハンターたち。今回彼らは救出するという選択肢を選んだけれど、もしかしたらそうじゃない未来もあったかもしれない。
撮影していたハンターたちの一人は
「まだ小さな子熊だから(小さな穴に)ハマってしまったんだろう。森の奥に逃げていったけど、ここには水も隠れる場所も豊富にあるから大丈夫。
彼に食料を置いていくつもりだけど、またハマってしまわないようドラム缶の外に置かないとね。生きている熊を直に触れるなんてすごく貴重な経験ができたよ。まぁ彼は触られたくなかっただろうけど(笑)」
と語っていた。
イギリスには「好奇心は猫を殺す」ということわざがあるが、皆さんはくれぐれも興味本位で危険に首を突っ込んで、この子熊のようにならないようご注意を。
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(取材・文/しらべぇ編集部・びやじま)