孤独な子育てが原因? 20代母親の6割に「自分の子供が憎い」経験アリ

2017/04/16 07:30

(MIXA next/Thinkstock)
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虐待や殺害など、子供に関する暗いニュースは後を絶たない。子供の尊い命が危ぶまれることに憤りを覚える人は多いが、一方で思いどおりにいかない育児にストレスや憎しみをおぼえる親も少なくない。

しらべぇ編集部が全国20〜60代の子供をもつ男女567名に「我が子を憎いと思ったことがある」かについて調査したところ、全体の19.2%が「経験アリ」と回答した。



 

■20代の5割が我が子を憎んだ経験アリ

男女・世代別では…

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20代のでは女性がおよそ6割、男性が5割と半数以上が「憎い」と感じた経験があることがわかった。そのほかの世代にくらべるとその差は圧倒的で、30〜40ポイント以上も離れている世代もあるようだ。

育児の経験の無さからくる、思いどおりにいかないことへの苛立ちが憎しみを生んでいるのだろうか。

また、男性よりも女性のほうが我が子を憎いと思う傾向にあるようだ。やはり、子供と接する時間の差がこの結果につながっていると思われる。


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■「毒親に育てられた」5割は我が子を憎む傾向に

また、自身が「毒親に育てられた」という人は、そうでない人にくらべて30ポイントほど差がつく結果に。

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「毒親に育てられたからこそ、我が子には優しく正しく接したい」という想いが強すぎるからだろうか。虐待を受けて育った人は我が子にも同様に虐待をしてしまうという説があるが、自らが育った環境が育児に及ぼす影響は大きいようだ。


実際には憎いと思いながらも愛情をもって接している親がほとんど。もしかすると、いまの核家族化や地域で助け合うという習慣がなくなりつつある現代だからこその結果かもしれない。

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(文/しらべぇ編集部・シマウマ姉さん
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo
調査期間:2017年3月24日~2017年3月26日
対象:全国20代~60代の子供がいる男女567名 (有効回答数)

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