信号機が猛スピードで青から赤に…滋賀県・大津の事故が怖すぎる

老朽化で故障した信号機が原因で交通事故が発生していたことが発覚。当該地域以外の人も注意が必要だ。

2017/04/22 11:30

(salaryman191/iStock/Thinkstock)

現代社会では、すべての者が信号機に従って行動する。赤は止まれ、青は進め。誰しもが知っているルールである。

この信号機が意味不明な動作を始めてしまうと、交通は大混乱に陥ってしまう。そんなありえない事態が、滋賀県大津市で発生したのだ。



 

■信号機の誤作動で事故が発生

不可解な事態があったのは滋賀県大津市の「島の関西交差点」。昨年8月ごろから、信号機が赤のまま止まってしまうなど、たびたびトラブルが発生していたという。

同25日、付近を走行中の車が当該交差点に差し掛かると、信号機が通常ではありえないスピードで青から黄色、そして赤に変化。乗用車は交差点を抜けきれず、走ってきた別の車と衝突してしまったのだ。

ドライバーは軽傷だったが、死亡事故に発展する可能性もあった。なお原因については老朽化であることが有力だ。一般的に信号機は19年で更新時期だが、昨年8月の時点で21年経過していたそう。

滋賀県警は今年3月に1,000万円をかけて制御機を更新。これで一件落着となるものと思われた。


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■3月から再び誤作動が

ところが今年3月、今度は突然信号が黄色点滅や赤色点滅に変わる現象が発生。その際、歩道信号機は一切消えてしまったという。

警察とメーカーが詳細を調査中だが、明確な原因はまだわかっていない。正確であることが当たり前である信号機が誤作動を起こすことは、付近を通行するすべての人々の命にかかわってしまう。それだけに、早急な状況改善が望まれる。

ちなみに、現在「島の関西交差点」には警備員が配置され、混乱を避ける措置がとられているそう。


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■当該信号機以外も注意が必要

信号機の誤作動はあってはならない事態だが、これは大津市だけではなく、ほかの地域でも起こる可能性がある。

誤作動は老朽化が原因とされているが、一般人には見た目だけで「古いのか、新しいのか」を見分けることは難しい。突然誤作動するの可能性のある古い信号機が自分の住んでいる街に眠っている可能性も、ゼロではないのだ。

不慮の事故を防ぐためには、歩行者、自動車、二輪車など交通にかかわるすべての人が、つねに「何か起きるかもしれない」と考えて周囲をよく確認してから通行する必要がある。

ちなみに、過去にしらべぇ編集部が全国の20代〜60代の男女1,365名に「横断歩道を渡る前に信号が点滅したらどうする」か聞いた調査では、約6割がそのまま渡ってしまうと回答。

信号1

正しく動作している信号機でもこのような行為は危険であり、死亡事故に繋がる可能性も否定できない。

「信号機は壊れない」「信号だけ守ればいい」と思いこんでいると、思わぬ事故に遭遇する恐れもある。くれぐれも慎重に通行するよう心がけて欲しい。

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(取材・文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治

【調査概要】
 方法:インターネットリサーチ「Qzoo
調査期間:2016年4月22日~2016年4月25日
対象:全国20代~60代男女1,365名(有効回答数)

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