女子は器用が多数派!不器用なドジっ子は希少価値があった
手先だけでなく要領のよい人にも言われる「器用」。不器用な女子「ドジっ子」は希少性も
正確さを要求されることや細かい作業が得意な人、そのほか要領のよい人に使われる「器用」というほめ言葉。
一般的に日本人は手先が器用といわれ、折り紙で端をぴったり折り合わせるところなど、外国人からは驚かれることも少なくないが、実際に日本人の多くが、器用なのだろうか?
しらべぇ編集部では、全国の20~60代の男女1,332名を対象に「器用だねと言われたことがある」という人の割合を調査した。
■男性は女性よりも不器用?
全体では47.4%が「器用だねと言われたことがある」と回答。半数近い人が器用と考えてよさそうだ。
男女別で見ると男性は41.1%なのに対し、女性は53.6%と、女性の方が12.5ポイントも高い結果に。
さらに性別・年代別で比較してみると
どの年代も男性を女性が上回り、40代の48.1%以外は各年代の半数以上の女性が「器用だね」と評されている。
「ドジっ子」など不器用な女子に向けられる萌え要素だが、これは過半数の器用な女子の前で引き立つ不器用さという、希少性も関係しているのか。
ちなみに男性は20代の30.1%が最低で、年代共に器用な人が増えていく傾向があることから、経験を重ねることでさまざまな要領を掴み、コツがわかりやすくなる――といったこともありそうだ。
また、要領のよい人にも使われる「器用」という評価だけに、年収にも関係しているのかを見てみると
300万円未満から1,000万円未満までは、年収に比例して上昇するものの、1,000万円以上になると激減。
最も「器用だね」と言われるのが少ないのが、年収1,000万円以上の45.2%だった。一定の水準までは器用さが要求されるが、そこを超えるとなると器用さとは違う何かが必要になるといえそう。
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■イメージ通りにできる・できないの差か
器用な人、不器用な人、両方に話を聞いた。
<器用>
「昔から勘が働くところがあるのか、いろんな面で『器用だね』と言われることは多いです。マニュアルなどもちょっとした部分を拾い読みすれば、あとは操作しながらとか、初めてやるスポーツも基礎だけ教えてもらえれば、ある程度できちゃうとか。
器用だから得していることも多いけど、なんだか自分でも“器用なだけ”って気がするし、友達からも『なんでも上手いことやるけど、そこそこ止まりだよねぇ』と笑われます」(30代・女性)
<不器用>
「子供の頃から不器用なので、要領がよかったり、器用だったりする人がうらやましいですね。小さい時は『よく考えてから、やりなさい』って叱られ、自分でも注意して、あれこれ考えてから実行に移すようになったのですが、なかなか上手くできない。
たぶん自分の中のイメージと、実際にやる時にズレるというか…スポーツがわかりやすいですが、脳内でイメージした通りに動いているつもりなのに、動画撮影してもらうと“マジか!?”ってくらい動きが違ってる。いろんなことが、そんな感じです。ただ大人になって、それも自分の“キャラのうち”と割り切れるようになってきましたし、失敗を楽しめるのもいいものですよ」(40代・男性)
器用だからこそ物足りなさを感じる場合もあれば、不器用だからこその楽しみも。
なんでもできるに越したことはないが、器用にこなせるだけが、正解ではないのかもしれない。
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(取材・文/しらべぇ編集部・くはたみほ)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年3月24日~2017年3月26日
対象:全国20代~60代の男女1,332名(有効回答数)