電池残量ゼロは悲劇なのに…携帯充電器を持ち歩くのは少数派

仕事や情報チェック・暇つぶしに必須のスマホだが、電池がなければただの箱

2017/04/30 06:30


(scyther5/iStock/Thinkstock)

私たちの日常に、欠かせない存在になりつつあるスマホ。仕事にプライベート、移動中の暇つぶし…と、多くの役割を担っている。

しかし、バッテリーがゼロの状態では、ほぼ何の役にも立ってはくれない。すぐに充電可能な場所であれば問題はないのだが、外出先で電源確保できないタイミングで電池残量が少なくなると、なんだか心細い気持ちになることも。

そこで便利なのが、持ち歩きできるモバイルバッテリーの存在。

かなり以前より使われているツールだが、これまでさほどスマホの電池残量を気にしなかった人も、昨年7月ポケモンGOの登場では、一気に販売数を伸ばしたという。

では現在、どれくらいの人がモバイルバッテリーを持ち歩いているのか、しらべぇ編集部は全国の20~60代の男女1,332名を対象に調査を実施した。


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■かなりの少数派

全体では17.0%が、「モバイルバッテリーを持ち歩いている」と回答。

日中や夕方など、都心部ではスマホにモバイルバッテリーを繋いだまま使っている人を見かけることが少なくないため、この数字は意外なほど低い印象だ。

男性は18.3%、女性は15.6%と、わずかながら男性が多いがそれでも2割を切る。

性別・年代別で見てみると

20代・30代はいずれも20%を超え、女性が僅差で多い結果に。しかし、40代になると男性はまだ21.6%で2割を超えるが、女性は10.5%と半数以下。

50代は15%前後で、60代になると男女共に1割を割り込む。

一方、特徴別で見てみると

最も高い値を示したのは「ジャニーズオタクだ」の48.9%。ぼほ半数が持ち歩いているのは、チケットの入手方法がかなり特殊とはいえ携帯電話は必須。また日々の情報チェックのためにも、電池残量を気にしている場合ではなさそう。

次いで多いのが「元ヤンだ」43.4%。縦社会が強かったり、仲間とのつながりを大事にしたりする中で、「電池が切れていて、連絡が取れなかった」というのは、避けたい傾向か。

そして、もう少し多い予想からは、意外と少ない印象の「スマホゲームに課金したことがある」38.8%が続いた。


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■電池切れで迷子の恐怖…

実際に「モバイルバッテリーを持ち歩いている」人たちの声を聞いた。

「仕事で使っていることもありますが、プライベートでもSNS中毒というか…たぶん完全にスマホ依存症ですね。(苦笑)


バッテリー残量が30%を切って、充電できる見込みが立たないと、それだけですごいストレス。スマホ用のほか、PCをフル充電できる大容量バッテリーも持ち歩いてますよ。かなり重いけど、充電できないストレスに比べたら軽いもんです」(30代・男性)


「旅先で地図アプリを見ながら歩いていたら、突然画面が暗くなって…残量が少ないことに気づきました。地方でコンビニもお店もないし、とりあえず方角だけ確認して電源を切ったときの不安は、今思い出してもドキドキします。


バス停はあったけど運行がすごく少なく、たまたまタクシーが通りかかったので、その場はどうにかなりましたが、移動してすぐコンビニに駆け込み、携帯充電器を買ったときは本当にホッとしました」(20代・女性)


道案内や時刻表など、スマホが動かなければ調べられず、途方に暮れることも少なくない。せめて慣れない場所に出かける時などは、安心のためにもモバイルバッテリーを用意した方がよさそうだ。

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(取材・文/しらべぇ編集部・くはたみほ

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo
調査期間:2017年3月24日~2017年3月26日
対象:全国20代~60代の男女1,332名(有効回答数)

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