「夏も近づく八十八夜」…っていつなの?なんの日なの?
歌は知っていても、意外に「それがいつなのか」知られていない八十八夜。実は…。
「夏も近づく八十八夜」
こんな歌い出しから始まる童謡を聞いたことがある人も多いだろう。この歌のタイトルは『茶摘み』。その名の通り、新茶を摘む姿を歌っている。
しかし、そもそも「八十八夜」とはいつなのだろうか?
■八十八夜がいつか知ってる?
しらべぇ編集部が全国20代〜60代の男女1,336名を対象に「八十八夜がいつか知っている」かどうか調査したところ、「知っている」と答えたのは21.7%と少ない。
さらに詳しく、性年代別で見てみると20代〜40代の割合が低くなっている。
50代60代では25%を超えるが、30代40代は15%程度。かなりの差が開いてしまった。
茶葉を買って、急須で入れて…日本茶を入れて飲むこと自体が、40代から一気に減っているのかもしれない。
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■そもそも八十八夜って何?
八十八夜とは、立春を起算日(第1日目)として88日目(立春の87日後の日)のこと。通常であれば5月2日、うるう年だと5月1日が該当する。
遅霜が発生する時期であり、それによって甚大な被害を受けないように農家に注意喚起をしているとか。
ちなみに、八十八夜に摘まれた茶は上等なものとされており、この日にお茶を飲むと長生きするともいわれている。もちろん地域によって最適な収穫時期は異なるのだが、「八十八夜摘み」の特別なお茶として販売しているお店も多い。
もともと、日本茶の中では新茶(一番茶)が最も美味しいと言われることが多く、八十八夜に摘まれたお茶は最高の新茶なのだ。
新茶を入れる温度は70度程度(一度、湯のみにお湯を注いでから急須に入れたくらい)が一番美味しいと言われている。
せっかくの八十八夜。今日は急須を取り出して、茶葉から日本茶を入れてみては?
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(取材・文/しらべぇ編集部・たつきあつこ)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年4月21日~2017年4月24日
対象:全国20代~60代の男女1,336名(有効回答数)