タバコ規制の次はアルコール?飲み放題禁止に賛否両論

厚労省が4月に新設した「アルコール健康障害対策推進室」を巡って、飲み放題が禁止されるのでは? など、憶測が飛び交っている。

2017/05/05 08:00

((C)写真AC)

今年4月、厚生労働省に新しい部署「アルコール健康障害対策推進室」が開設されたことを受けて、タバコの次は酒も規制強化か? とSNSなどでは懸念が広がっている。

今では、アルコール規制は世界的な流れだが、諸外国では「酒の安売り禁止」「飲食店の飲み放題禁止」などが健康被害対策として取り組まれており、日本でも飲み放題がなくなるのではと考えられたのが発端である。

ツイッター上でも、飲み放題の規制は勘弁して欲しいとの意見がある一方で、アルコールの害から国民を救うのは当然だ、しっかりやってほしいとのコメントもあった。


 

■飲み放題は好きですか? 20代、30代は半数以上が好き

しらべぇ編集部では、全国20~60代の男女1,340名を対象に飲み放題に関する調査を実施した。

飲み放題が「大好き」(12.3%)「まあまあ好き」(35.4%)と回答した人を合わせると半数弱の47.7%。

若者の飲酒離れもささやかれているが、飲み放題に限れば、20代(56.6%)、30代(57.1%)では半数以上が、飲み放題が好きと答えている。

お金がないと飲まない、お金を気にせず飲めるのは好き――若い世代のお財布事情が見てとれる結果となった。


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■政府は今後どう対応する?

組織の元になっている「アルコール健康障害対策基本法」は、主に未成年者や妊婦など、不適切な飲酒で健康に障害が起きないようにするため、また、依存症対策を支援することを基本理念としている。

日本において飲酒量や販売に関する規制は、現在特に議論されていない。しかし、世論が盛り上がれば、提案されることも充分考えられる。

今後政府がどのような動きをするのか、注目しておきたい。

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(文/しらべぇ編集部・小河 貴洋

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo

調査期間:2017年4月21日~2017年4月24日
対象:全国20代~60代の男女1,340名(有効回答数)

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