こどもの日は菖蒲湯に入る?なかなか馴染みがない世代も…
端午の節句に入る、菖蒲湯。こいのぼりや柏餅ほど馴染みはないようで…。
江戸時代、5月5日を尚武の節日として祝ったのが端午の節句の由来であり、こどもの日の大元だと言われている。その尚武と菖蒲(しょうぶ)をかけて、菖蒲湯に入るようになったそう。
いまでもスーパーなどで菖蒲の葉が売られているが、実際5月5日には菖蒲湯に入る…という人はいるのだろうか。
■男性のほうが馴染みがある?
しらべぇ編集部が全国20代〜60代の男女1,336名を対象に「こどもの日には菖蒲湯に入る」かどうか調査したところ、「入る予定だ」と答えたのは14.2%。こいのぼりや柏餅に比べると馴染みが薄く、ハードルが高いのかも。
性年代別で見てみると、なぜか40代のみ男女ともに低い。
30代〜50代の女性たちは特に「それ用意して掃除するのは私でしょ?」と、わざわざ菖蒲湯に入るのはめんどくさい…と考えているのだろうか。
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■菖蒲湯に入ると…
5月5日に新しくためたお湯に菖蒲を入れた風呂に入れば、暑い夏を丈夫に過ごすことができると言われている。また、風呂の中で菖蒲の葉の鉢巻を締めると効果はさらに高まる…なんて話も。
小さい頃、親や祖父母から「健康になれるから頭に巻きなさい!」と言われて、よくわからずにぐるぐる巻いてみた人もいるはず。
ちなみに菖蒲湯は香りも爽やかでアロマテラピー作用も期待でき、薬湯としても効果があるそう。
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■「家では無理」ならば…
家の湯船が狭い、菖蒲の葉を用意できない…など、「家で菖蒲湯は無理」な人もいるだろう。
そんな人にオススメなのが銭湯だ。5月5日は全国各地の銭湯で菖蒲湯を行っている。さらには小学生以下が無料になるなど、来場者向けイベントを行っているところも。
せっかくならば、広い湯船で家族仲良く汗を流すのもいいかもいいかもしれない。
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(取材・文/しらべぇ編集部・たつきあつこ)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年4月21日~2017年4月24日
対象:全国20代~60代の男女1,336名(有効回答数)