「私も観てた!」で盛り上がることも…お笑い番組好きな人たち

長寿番組「笑点」や伝説的なコント番組など、流行り廃りはあってもお笑い番組自体はなくならない

2017/05/11 06:30


(monkeybusinessimages/iStock/Thinkstock)

大喜利やコント・漫才といったネタ見せの番組など、多くの人を笑顔にするお笑い番組。

代表的なものでは長寿番組の「笑点」(日本テレビ系)、伝説的な人気を誇ったコント番組「8時だョ!全員集合」(TBS系)や「オレたちひょうきん族」(フジテレビ系)。80年代のお笑いブームを盛り上げたオーディション番組、「お笑いスター誕生!!」(日本テレビ系)。

ショートネタの流行を築いた「エンタの神様」(日本テレビ系)や「爆笑レッドカーペット」(フジテレビ系)ほか、近年は「M-1グランプリ」(テレビ朝日系)、「R-1ぐらんぷり」(フジテレビ系)など、多くのコンテンツが生み出されてきた。

しらべぇ編集部では、全国の20~60代の男女1,340名を対象に「お笑い番組は好きか?」という意識調査を実施した。


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■高年収はお笑いを求めてない?

全体では「大好き」16.7%と「まあまあ好き」43.5%で「好きな人」が60.2%、「あまり好きではない」26.6%と「嫌い」13.1%で「好きではない人」が39.8%と、お笑い番組を好きな人が半数を超える結果になった。

よく一流スポーツ選手が、遠征の際「リラックスするため、お笑い番組のDVDを持って行く」といった話題が出る。

そこで、ストレスのかかる大きな仕事をすることが多いであろう、高年収な人がお笑いを好むのか? 年収別データを見てみると

「大好き」「まあまあ好き」と回答した人の数は、年収が上がるにつれて減少。

年収「300万円未満」が63.0%に対して、「1,000万円以上」は半数を割り込み48.7%という結果に。余暇にお金をかけられる層は、別の楽しみを見つけているのか…。


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■会話のためにもチェック

実際に「お笑い番組が好き」という人に、話を聞いた。

「録画するほどじゃないけど、お笑い番組はよく観ますね。上司や取引先の人が、突如として流行りのギャグを使うこともあるので、わかってないと合わせられないじゃないですか。学生時代にそういうネタがわからないと、“ノリが悪い”と思われるのと同じように、社会人になっても、そういうキャッチアップは必要かな…。


まあそれは半分言い訳みたいなもので(笑)、あまり考えずにテレビを観て笑うのも、気持ちを休める時間みたいなもので、普通に好きなんだと思います。動画サイトでも、気づけばお笑いコンテンツをエンドレスで、観ちゃったりしているんで」(30代・男性)


「テレビだけじゃなく、お笑いライブにも足を運ぶこともあるくらいなので、かなり好きな方だと思います。


やっぱり笑うとストレス発散になるし、会話のネタにした時に相手も同じ番組を観ていた場合、『あー。それ私も観てたよ!』って盛り上がるのも好きなんです。『あれ、おもしろかったよね!』って笑い合うと、お互いにすごく親しみが湧くし。私にとってお笑い番組は、人と仲良くなるのに欠かせないものかもしれません」(20代・女性)


一緒に笑うという行為は、確かに人を近づける力がある。また、おもしろい話というのはコミュニケーションの面で、必要な場面が少なくない。

人によっては「くだらない」と遠ざけるタイプもいるが、単につけっ放しにしていただけなのに、いつの間にか大笑いしていることもあるはず。あまり構えずに、気楽に楽しむのがよさそうだ。

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(文/しらべぇ編集部・くはたみほ

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo
調査期間:2017年4月21日~2017年4月24日
対象:全国20代~60代の男女1,336名(有効回答数)

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