
14日放送の『ワイドナショー』に、デヴィ夫人がコメンテーターとして出演。独自の結婚観を語り、物議を醸している。
■「同性愛婚」について持論を展開
デヴィ夫人は番組序盤からアラン・ドロン引退や、フランス大統領選挙の話題で、共演の松本人志や堀潤を抑え、暴走気味にトークを展開。とくに長嶋一茂はほとんど出る幕がなく、ほぼ黙りこくることに。
中盤に差し掛かると、「同性婚」を公表しながら先日破局した一ノ瀬文香が登場。結婚と同姓愛について議論が繰り広げられた。
そのなかでデヴィ夫人は、「私は同性愛婚は絶対反対。同性同士が愛し合うのは認めるが、結婚は自然の摂理に反すると思う。結婚というのは子孫を残すことですから、それに反しますよね。これはカトリック教徒の教えですけど」と持論を展開。
堀潤が「ローマ法王が同性愛に制限を加えるというのは間違っていたと言っている」と制したものの、「結婚は認めていない」「そんなことをしたら自然の摂理がめちゃくなる」と主張した。
関連記事:田村淳、デヴィ夫人を「デマ夫人」と揶揄して謝罪 その後の対応に注目集まる
■松本もやんわりと否定するが…
熱くなるデヴィ夫人に対し松本人志が、「本人たちが結婚することで落ち着いたら、安心感を得られたり、幸せだなあと思うこともあってもいいのではないか」とやんわりと否定。さらに一ノ瀬も「結婚は子孫を残すことだけじゃない」と反論する。
ところがそれでもデヴィ夫人は「結婚とは子孫を残すことです」と強硬に主張。最終的にMCの東野が「そういう意見もある」とまとめたが、一ノ瀬とデヴィ夫人がヒートアップしかける姿も見られ、『ワイドナショー』にしては珍しい空気感でトークが展開された。
一ノ瀬出演コーナーは「あなたよりココリコの田中のほうがダメージを受けている」という松本の発言で、なんとか和やかに終了することに。
■デヴィ夫人に一部視聴者が猛反発
その場は東野と松本の機転でなんとか丸く収まったものの、デヴィ夫人の「結婚とは子孫を残すこと」という持論に、怒りの声をあげたのが一部のネット民たち。
「子供のいない夫婦に対する冒涜」「子供の産めない女性は結婚してはいけないのか」と反発意見が噴出。
デヴィ夫人の『結婚は子孫を残すためのもの』って発言にモヤモヤ…じゃあ病気などで子供が産めない人も結婚しちゃいけないの?
— ちえちょる (@chiemiccyol) May 14, 2017
https://twitter.com/tsubana44/status/863572641529057280
デヴィ夫人、結婚は子孫繁栄のためにするものという発言があったけど、同性婚でなくとも子供の授からない夫婦が身近にも何組かいて、色々乗り越えながら幸せを夫婦で懸命に築いている。子孫繁栄のためでない結婚は否定の対象ですか?夫人。#ワイドナショー
— さっちゃん?? (@WanakaSachiko) May 14, 2017
一方で、「そういう意見もある」「差別にはなりえない」という冷静な声も。
デヴィ夫人は差別はしていませんよね。子孫繁栄に繋がらない関係も良いとした上で、結婚という制度の根底には子孫繁栄があると言ったんです。そうできない関係であっても、養子など育める関係や環境であることが大事だと。#ワイドナショー
— 夫姑戦争に答えが見つからない (@youngeagles4) May 14, 2017
デヴィ夫人を責めるのはどうかと思うけどな。そもそもそういう時代の人なのだから仕方ないのでは。非モテの俺には何も関係ないけどな #ワイドナショー
— ブラックマ (@blackmadark) May 14, 2017
https://twitter.com/UpKkkr/status/863571265386303488
恋愛や結婚には色々な形があっていいようにも思えるのだが、デヴィ夫人はあくまでも同性愛者の結婚については「自然の摂理に反する」という理由から、反対の立場を貫くようだ。
その是非はともかく、先週の岡副麻希に続き、今週もコメンテーターの発言が物議をかもした『ワイドナショー』。視聴率低迷が叫ばれているだけに、今後はコメンテーターの「刺激的な発言」で勝負していくということかもしれない。
・合わせて読みたい→川谷絵音がベッキーへの想い語るも岡副麻希が「アホすぎる」と非難殺到
(取材・文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)