東京から田舎に戻るのは死んだも同然? 「辞世の句」に賛否の声
田舎で暮らすことは、ある層にとっては悲しいことなのか?
進学や就職を機に東京や大阪などの大都市圏に出てくる人は多い。だが、そこにずっと残るか、Uターンするかは判断が別れるところ。中には「田舎には絶対に戻りたくない!」という人もいるだろう。
そんな中、家庭の事情で田舎へ戻ることを強いられた人の投稿が話題になっている。
■田舎へ戻ることを憂う投稿者
はてな匿名ダイアリーに投稿された「辞世の句」というエントリー。投稿者は田舎で生まれ育ち、その後14年間東京で暮らした人物だ。仕事は大変だったが東京にいることは投稿者にとって精神的に楽で、ひとり暮らしには給与も十分で貯金もできたそう。
しかし、両親が年老いたことで田舎に戻ることになったようで、
「実家とは、田舎とは、呪いだ。逃れられない」
「田舎暮らしについては今から億劫で仕方がない。おそらくもう私は死んだも同然だろう」
と語る。詳細は不明だが、介護などのっぴきならない事情の可能性もありそうだ。
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■「田舎暮らしはコストが安い」にも反論
また、投稿者はネット上でしばしば見られる「田舎のほうが暮らしのコストが安い」という意見についても反論。
自動車を持たねばならないことに加え、「誰もが同じ量しか持っていない『時間』をコストとして払うのは取り返しがつかない」と述べた。そして、
「パチンコを楽しみに、飲酒運転を日常にとりこみ、他人の行動ばかり監視して、他人の話ばかりする人間に入れ替わっていくだろう」
と自身の将来を悲観した上で、「これは私の辞世の句だ」と投稿を締めくくった。