有給休暇どれくらい消化してる? 地域ぐるみで休み取得のサポートも
働き方・休み方改革が進められる中、現状どのくらい年次有給休暇を申請しているのか調査したところ…
現在、日本国内では、長時間労働や休暇の未取得が続けば、メンタルに影響を及ぼす可能性が高くなるなど、休まないことについて問題視される傾向にあり、「働き方改革」が進められている。
適切な時間で働き、しっかり休暇を取ることは、業務効率にプラスの効果が期待できる。どのくらい意識的に休暇を取得できているのだろうか。
しらべぇ編集部では、全国20~60代の会社員男女458名を対象に調査を実施。「年次有給休暇を全体の何割くらい取得している」か尋ねた。
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■全体の半分が「3割以下」と回答
1割ごとに区切った11項目から選んでもらったところ、「取得は0」(19.1%)と回答した人が一番多く、およそ5人に1人はほとんど取得していないと判明した。
次に回答数が多かったのは「10割取得」(14.8%)。以下、「5割取得」(13.3%)、「1割取得」(13.1%)、「2割取得」(9.2%)と続き、全体の半分近くが「3割以下」と答えている。
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■年次有給休暇の取得率は平均「42.4%」40代男女の取得率に大きなギャップあり
合計値を回答した人数で割った平均取得率は4割強(42.4%)。
年代別・性別の集計結果によると、40代女性の回答者に取得率の高い傾向があった。
自分のためだけでなく、例えば急病など、家族や子供のために取得することも多くなるだろう。
一方で40代男性と17ポイントも開きがあり、同年代でギャップが大きい。
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■地域で有給休暇取得のサポートも
最近では、厚生労働省の「働き方・休み方改善ポータルサイト」によると、働き方改革を進めるための支援策のひとつとして、「地域のイベントと連動した年次有給休暇の取得促進」がある。
昨年度は愛媛県新居浜市の「新居浜太鼓祭り」、埼玉県秩父地域の「秩父夜祭」などで、有給休暇を取得しやすくするため、ポスターやパンフレットを作成している。
各種厚労省の調査によると、取得促進の取り組みについて、市民からの評価も高い。会社内だけでなく、地域ぐるみでのライフワークバランス改善が進んでいるようだ。
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(文/しらべぇ編集部・小河 貴洋 参考/働き方・休み方改善ポータルサイト)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年4月21日~2017年4月24日
対象:全国20代~60代の会社員男女458名(有効回答数)