うるさかった親の小言 大人になれば5割が「マジでリスペクト」
反抗期には「うるさい」と嫌がっていた親の小言も、大人になってありがたみを知る人が多数
「親の小言と冷酒は後で効く」とのことわざがあるように、親の説教は大人になってからしかありがたみが分からないものだ。
そこでしらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,336名に「親との関係について」の調査を実施。
その結果、49.6%もの人が「親の小言はありがたかったと、今でも思う」と答えたのだ。
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■20代でも約半数が親の小言に感謝
年代別で見ると、次のような結果に。
年代が上がるほどに増えると思いきや、20代でも半数近くの人が親の小言に感謝している。
「反抗期真っ盛りのときには『うるさい』とか返してたけど、『夜遊びばかりしないで、勉強しろ』とか至極まっとうなことばかり。反省してる」(20代・女性)
しかし一方では、親の小言は自分の都合でしかないと語る人もいる。
「うちの場合は、毒親タイプだから。父はやることなすことすべて否定で、母は過干渉。これがいい年になった今でも続いているから、あまり実家には帰りたくない」(30代・男性)
子供のためか自分の思い通りにするためかで、とらえ方も変わってくるようだ。
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■自分も親となり小言の大切さが分かる人も
結婚をしている人は、親の小言をありがたかったと思っている人が多い。
特に自分が親になると、子育ての難しさが身に染みるらしい。
「親の小言を聞く度に『自分はこんな親には、ならないようにしよう』と思っていたけど、実際はそうはいかない。ちゃんと育って欲しいと思っていたからこそ、小言を言ってたんだなと今は思う」(30代・女性)
また親がどこまで干渉するべきなのかを、悩んでいることも多い。
「相手のために思っているようで、自分の意見を押し付けてしまうこともある。その境界線を誤ると子供の自我を抑えることになるから、難しいところ」(40代・男性)
子供が大きくなったときに「小言がありがたかった」と思えるような叱り方を、常に模索する必要がありそうだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・ニャック)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年4月21日~2017年4月24日
対象:全国20代~60代の男女1,336名 (有効回答数)