ヤクルトファンはとくに注意? 傘を回すのは「危険行為」と判明
傘を回転させる行為が「破損につながり危険」だと国民生活センターが注意を促した。
傘を回転させて水滴を飛ばす…そんな遊びを、子供の頃にやった覚えのある人は多いだろう。しかし、この傘をクルクルと回す行為はかなり危険だということが、国民生活センターの調査で判明した。
■傘は折れやすい?
「子供が傘を開こうとボタンを押した時に、中棒が手元近くで折れた。原因を調べてほしい」と国民生活センターに依頼があり、調査を実施。
壊れた傘を調べてみると、下はじき(傘が開かないように施した留め具)が破損し、外に向かってねじれて変形していたのだ。そこで、同じ型の製品を2つの方法で破損させ、力の加わり方と破損状況を確認。
①閉じた傘を折り曲げる
②開いた傘を左右に素早く回転させて反転させる
2の方法を続けると、相談を受けた商品と似た状態で壊れてしまったのだ。さらに、サンプルとして用意した同じ長さの子供用傘3本も、下はじきの溝から破損。
「雨の雫を飛ばすために、傘を回転させると折れる可能性がある」ため、注意するように呼びかけている。
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■傘を回す光景にネットは
ネットでは、「常識でしょ」「子供はやっちゃうよね」などのコメントが多くある一方で、ユニークな反応もみられた。
・それは、ヤクルトファンに注意しないと。
・神宮で最近まわすようになったけど大丈夫かなぁ?
確かにヤクルトファンが応援で傘をまわす光景はスポーツニュース番組などでもよく見られるが、折れないのか気になるところだ。
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■高くて頑丈な傘は使う?
しらべぇ編集部では、全国20代~60代の男女1,378名を対象に「大雨で風も強い日、安くてすぐ壊れる傘と高くて頑丈な傘どちらを持っていくか?」という調査を行った。
7割以上の人は「壊れてもいいから安い傘」を選んでいる。思っているよりも、簡単に壊れてしまう傘。子供だけでなく、大人も注意しないと、思わぬ怪我の原因になるかもしれない。
(取材・文/Sirabee編集部)
対象:全国20代~60代の男女1,378名(有効回答数)