第1回『くら寿司』vs『スシロー』どちらの料理が美味しいのか対決
くら寿司とスシローのメニューを3種ずつ食べくらべて美味しさをジャッジしてみたら…
6月14日から『かっぱ寿司』が一部店舗で食べ放題をスタート、100円回転寿司業界の仁義なき戦いがまた始まりそうだ。
だが、やはり現状は『くら寿司』と『スシロー』の2強がズバ抜けてユーザーから人気である。
100円回転寿司マニアの記者も、新メニューの提供を開始すると必ずその2店へは行き、味を確かめることにしている。
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■麺料理対決では…
いつもそれぞれ美味しいので満足してしまうのだが、はたしてくら寿司とスシローの期間限定メニューや定番メニューは、どちらが美味しいのだろうか?
それを確かめるべく、定期的に両社のメニューを食べくらべてみることにした。まず1品目「麺料理勝負」は、夏限定の麺料理。くら寿司は『コク旨冷やし担々麺』(350円)である。
350円とは思えないボリュームで、普通にファミレスで出てくる1人前はありそうな量。しっかり肉みそやすりごまの味も濃厚で、コレだけで満足してしまいそうだ。
お次はスシローの『しらすまぜそば』(280円)。タレで味つけされた暖かい麺に、たっぷりのねぎとしらす、大根おろしにいくら、のりがかかっており、レモンが添えられている。
味はあっさりしており、しらすとシャキシャキのねぎと相性バツグン。こちらは単品のボリュームはそれほどでないものの、寿司のサイドメニューとしてはちょうどいい量。
麺料理対決は、かなり僅差なものの、くら寿司の勝利! やはり350円であのボリュームと、中華ファミレスで提供されてもおかしくない味は文句ナシのクオリティだ。
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■肉寿司対決も
お次は「肉寿司勝負」。最近流行りの肉を使った寿司、くら寿司は『あぶり極旨山椒だれ 豚カルビ』。
スパイシーに味付けされて炙られた豚肉と香り高い山椒だれの相性は言うまでもなく最強。くら寿司強い…強すぎる美味しさである。
お次はスシロー『牛塩カルビ』。タレでなく塩味なので、さっぱりした酢飯との相性もいい。こちらも非常に美味しいのだが…
やはりくら寿司の完成度にはいまひとつおよばなかった。しかし、100円でこのクオリティを出せるのはやはりくら寿司とスシローしかないだろう。
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■鳥料理対決は?
最後の鶏料理対決は、くら寿司『四川風蒸し鶏』(200円)。ココは中華料理店ですか!? と錯覚してしまうぐらいハオチーな美味さである。
スシローは『桜姫鶏のから揚げ』(280円)。うん、普通に美味しいから揚げですね。でもね、やっぱりから揚げってノーマルに美味しいのが最高なんですよ。
ということで、鶏料理対決はスシローの勝利。だってから揚げ好きなんだもん。
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■結果発表!
結果としては2対1でくら寿司の勝利となったが、悲しいことにくら寿司の料理には“重大な欠点”がある。
それは「あまりに中華料理の完成度が高すぎて、寿司屋にいるのか中華料理屋にいるのかわからなくなってくる」こと。
ファミリー向けとはいえ寿司屋なのになぜここまでほかの料理の完成度を高めるのか? スシローみたいに寿司に合うぐらいでちょうどいいのでは?
…と思ってしまうぐらいガチすぎる期間限定メニューであった。両社ともとても美味しかったので、ぜひ食べ比べてみることをおすすめするぞ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・熊田熊男)