お中元準備は40代以下で激減!シニアもお歳暮に一本化の傾向アリ
お中元の準備状況を調査すると、贈答に積極的な人はおよそ3人に1人。昨年のお歳暮贈答率と比較すると、少ないことが判明した。
今年もお中元の準備シーズン。お世話になった人たちへの感謝の気持ちや、親しい間柄の人との結びつきを大切にする習慣として定着しているが、年々古い慣習はなくなりつつもある。
この夏、大事な方へ「お中元」を贈る予定がある人はどのくらいいるのだろうか。しらべぇ編集部では、全国20代~60代の男女1,357名を対象に調査を実施した。
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■お中元を贈ることに前向きは 3人に1人
「贈った」(4.4%)「贈る予定」(25.4%)を合わせるとおよそ3割。「機会があれば」(5.7%)を含めても、贈答に積極的な人は全体の3人に1人。かなり少ないイメージだ。
年代別で「贈った」「贈る予定だ」を合わせて集計すると、20代で16.0%、30~40代は20%台で、贈答のモチベーションは低い。何かと出費の多い世代の『お中元離れ』が進んでいるように見て取れる。
しかし、50代になると贈る意欲が高まる傾向にある。人とのつながりが強く感じられる風習を重んじている人はまだまだ多い印象だ。
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■お歳暮贈答率と比較してみると…
昨年末にしらべぇが行った調査で、「お歳暮を贈るつもりだ」と回答したのは全体の31.9%と、お中元と大きく変わらない。
ただ、年代別でお中元とお歳暮の贈る率を比較すると、20代、30代はお歳暮を贈る人が少ない一方で、40代以降はお中元を贈る人が少ないと判明した。
シニア世代でお歳暮だけに一本化したい人が目立ち、家計が厳しい事情が垣間見える。
しかし、長くお付き合いのある人とのやり取りを急に止めるのもなかなか難しい。それぞれにベストな「ご挨拶」を改めて考えてみてもよさそうだ。
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(文/しらべぇ編集部・小河 貴洋)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年6月2日~2017年6月5日
対象:全国20代~60代の男女1,357名(有効回答数)