「ダメージ写真」ってなんだ? スパムメールに仕掛けられた罠とは

コンピューターウイルスに感染させるため、添付ファイルを開かせようと、新たな手段が使われている。

(©ぱくたそ)

巧妙な手口で罠にはめて、コンピューターウイルスに感染させようとするスパムメール。その中でも、あまりにも不自然なものが拡散されて話題になっている。



 

■警視庁も注意を促す

そのメールの件名は「//ダメージ写真」。「ダメージ写真を添付いたします、よろしくお願いいたします」との文章とともに、ワードファイルが添付されている。

ファイルをクリックして立ち上げても、画像が表示されないと思い「コンテンツを有効化」すると、バンキング型トロイの木馬に感染してしまう…というものだ。

これに対して、警視庁はツイッターで注意を促している。

関連記事:藤本美貴、コロナ感染の庄司が退院できず… 自宅での様子に心配の声

 

関連記事:『とくダネ』マスクを着けない人に直撃取材 まさかの理由で装着拒む人も…

 

■バンキング型トロイって何?

バンキング型トロイの木馬とは、インターネットを利用した銀行取引であるインターネットバンキングを狙ったウイルスのこと。

このウイルスに感染すると、ネットバンキングで登録しているIDやパスワードを盗まれ、不正に使用できるようになってしまう。そうなれば、口座のお金を不正送金されるなど、重大な被害に遭う可能性が高い。

コンピューターウイルスは今回のような怪しいメールに添付されているケースが多いため、不審な添付ファイルは開かないことが重要だ。


関連記事:『バイキング』松嶋尚美、ネット詐欺に遭遇し困惑 「マジのやつじゃん…」

 

■あまりにも不自然な単語にネットは

「ダメージ写真」という斬新な単語にネットでは、「何が言いたいのだろう?」「ダメージ写真ってなんだよ」「開きたくなる」とスパムメールに疑問を持つ声や、興味を示す声も。

https://twitter.com/neet_ri/status/874909159547953152

スパムメールやコンピューターウイルスは日々進化し、巧妙な手口で感染させようとしてくる。

今回のようなメールに添付するパターンの他に、無料ソフトやゲームに見せかけてダウンロードさせるもの、サイトを開くと感染してしまうものなど多種多様。

プライベートでもビジネスでもネットを利用する現代社会。怪しいファイルは開かない、スパムメールをブロックする、ウイルス対策ソフトを利用するなど、しっかり自衛することが大切だ。

・合わせて読みたい→「ランサムウェア」作成で中3を逮捕! 海外なら評価されると賛否両論

(文/しらべぇ編集部・嘉手川 裕太

Amazonタイムセール&キャンペーンをチェック!

メールウイルスパソコンスパムトロイの木馬ネットバンキングダメージ写真
シェア ツイート 送る アプリで読む

人気記事ランキング