梅雨時だから知っておきたい!「消費期限」と「賞味期限」の違い
細菌が繁殖しやすい時期に気をつけたい食中毒。食品に表示されている「消費期限」と「賞味期限」の違いを理解して、安全な食生活を。
梅雨から夏にかけて、注意しなければならない食中毒。細菌が食べ物の中で増殖しやすい気候が、原因となることが多い。
また、自宅で調理する場合、食材を買い置きしていたら、気づくと期限が過ぎていた経験はないだろうか。
ちなみに、食品のほとんどには「消費期限」か「賞味期限」が表示されており、食べ物が傷みやすい時期だからこそ、それぞれの違いを理解しておく必要がある。
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■「消費期限」と「賞味期限」
「消費期限」は、品質の劣化が早い食品に表示されている「食べても安全な期限」。
過ぎたものは食べないほうが安全で、主に生麺やお惣菜などに表示されている。
一方、「賞味期限」は、品質の劣化が比較的遅い食品に表示されている「おいしく食べられる期限」であり、過ぎてもすぐに食べられなくなるわけではない。
代表的なものでは、ハムやソーセージ、卵などに表示されている。
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■賞味期限が過ぎても食べる?
しらべぇ編集部では、全国20~60代の男女1,357名を対象に調査を実施。
賞味期限が過ぎた食品を食べられるかどうか尋ねたところ、食べると回答したのは70.5%と7割を超える。
男女別では、男性が62.5%。対して女性は男性よりも16ポイント高く78.5%。男性に慎重な判断をする人が多いようだ。
まだ食べられるのに捨てられている食べ物の問題「食品ロス」が話題になって久しいが、7割が食べると回答している。
もちろん、食品の劣化は進んでいるため、見た目や臭いなどで個別に判断したい。
また、消費期限や賞味期限は、表示されている保存方法で保存した場合の、開封前の期限のため、一度開封したら期限にかかわらず早めに食べることも重要だ。
期限表示の意味を正しく理解して、食中毒を防ぎ、安全な食生活を送りたい。
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(文/しらべぇ編集部・小河 貴洋 参考/政府広報オンライン)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年6月2日~2017年6月5日
対象:全国20代~60代の男女1,357名(有効回答数)