本当はサクサクやりたい…段取り悪いのは何がダメなの?
考えてやっているつもりでも、自分も周りもイライラする段取りの悪さって…
要領がいい、要領が悪い――その違いを分ける大きな要因は「段取り」の善し悪し。
面倒な作業でもスルスル進められるタイプもいれば、ものすごく時間がかかって「え? まだそんなことしているの?」といわれてしまう人も。
仕事の出来・不出来に多く影響する段取りだが、「段取りが悪い」と言われる人はどれくらいいるのか。
しらべぇ編集部では、全国の20~60代の男女1,336名を対象に「段取りが悪いと言われる」人の割合を調査した。
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■段取り悪い人の意外な特徴
全体では17.3%が「段取りが悪いと言われる」と回答。男女別で見ると男性は18.8%、女性は15.8%で、男性が3ポイント高い結果に。
以前調査した「器用な人」は女性のほうが多く、やはり女性に段取り上手が多い傾向。
また、性別・年代別で比較してみると
20代に段取り下手が多く、20代男性は34.6%と最も高く、20代女性も28.6%。30代男性も2割を超えるが、30代女性は平均以下の16.4%。
前後はあるが、全体的に年代が上がるにつれて減少しており、段取りの悪さは経験を積むことで解消されるようだ。
特徴別で見てみると
「ジャニーズオタクだ」42.7%が最も高く、「ゲーマーだ」38.2%、「不倫された経験がある」37.5%、「副業をしている」35.5%が続く。
「不倫された」以外は、“そのための時間を確保するためには、むしろ要領良くこなしているのでは?”といった印象も。
本人が「全然時間が足りない」と思っているのか、それとも他のことに気を取られて、段取りが疎かになっているのか…。
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■不器用とは違う
実際に「段取りが悪いと言われる」という人に話を聞いた。
「手先などは器用なほうですが、人より時間がかかることが多いです。自分では考えてやっているつもりでも、やりながら『あっちを先に、やるんだった…』ってことも。ちょっとした順序の違いで、同じ結果を出すにも手間が変わりますよね。
決まったものをやる分にはいいのですが、新しいことをやる時の手順を考えるのは本当に苦手で、段取りが上手な人がうらやましいです」(30代・女性)
「勉強はできる方で、昔は“なんでも、できる子”だったのですが、社会人になってみると勝手が違うというか、空回りしている気がします。
後輩も入ってきて、このままじゃマズイと思って相談した先輩に『1人で完結する仕事は悪くないけど、人と連携するのが苦手なのかな?』と言われ、周りが見えていないから、失敗が多いことに気づきました。周囲に気を配るのも、段取りのうちなんですよね」(20代・男性)
話を聞いてみると、「段取りが悪い」人は器用・不器用といったことよりも、全体像を理解して、適切な準備を整えることに失敗しているケースが多いのかも。
効率よく進めるためには、時として「急がば回れ」や、一度立ち止まってみることも、大切といえそうだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・くはたみほ)
調査期間:2017年6月2日~2017年6月5日
対象:全国20代~60代の男女1336名(有効回答数)