心臓疾患の大学生が優先席に座っていたら…「ヘルプマーク」周知叫ばれる
優先席に若い人が座っていたら…? もしかしたらその人は、「内部障害」を抱えている人かもしれない
■「ヘルプマーク」の重要性と周知が叫ばれる
事実関係はさておき、掲示板での書き込みは波紋を広げている。内部障害者が直面している問題に対し「ヘルプマーク」がもっと認知されるべきだと訴える声も。
https://twitter.com/neko_neko_pon/status/879148112333361152
ヘルプマークご存知知ですか?
一見分からないけど身体疾患で苦しんでいる方は沢山いらっしゃいます。もっと普及して欲しいし、沢山の方に知って欲しい!
見かけたら席を譲ったり、手をさしのべてあげて下さいね。助け合いの社会は素敵ですよね。#拡散希望上げ逃げごめんなさい😅 pic.twitter.com/vmcStUhNnG
— 抹茶の部(詩) (@shanpo23) June 28, 2017
https://twitter.com/sakary_na/status/879708190564274179
「内部障害」などを抱える人たちが直面している深刻な問題を受けて、「ヘルプマーク」の周知を行うユーザーが現れ、各所でこういった動きが広まっている。
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■「ヘルプマーク」はどこでもらえる?
ヘルプマークは2012年から東京都が配布を初めたもので、世間にはそれほど認知されていない。
現在、神奈川県や京都府などが東京都と連携して積極的に配布・啓発運動を行っているものの、まだ47全ての都道府県で配布されているわけではない。
しかし、2016年以降、積極的にヘルプマーク導入の動きが広まっているため、自分の地域で配布されているかどうかは、各都道府県の「障害福祉課」などへ問い合わせてみることをお勧めする。
まだヘルプマークが配布されていない地域でも、「東京都福祉保健局ホームページ」から、指定のマークをダウンロードし、ガイドラインに従って必要事項を記載すれば、自分でヘルプマークを作成することもできる。
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■「ヘルプマーク」を付けている人を見かけたら…
ヘルプマークを付けている人を見かけたら、電車・バスで席を譲ることや、交通機関での混乱時(事故・遅延・運転見合わせなど)、突発的な出来事に対処することが困難な人もいるため、何か援助が必要でないか、状況に応じて声をかけるなどの配慮を。
また、災害や緊急時には、安全な場所へ避難する際の援助が必要とされる。困っている人にそっと手を差し伸べられる…そんな優しい社会でありたい。
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(文/しらべぇ編集部・もやこ 参照:東京都福祉保健局HP)