デジカメ写真「プリント」する? 紙で残したいのはシニア層よりも…
かつてフィルムを現像していたカメラがデジタル化された今、プリントをしている人の割合はどれくらいいるのか調査した結果…
デジカメやスマホの普及に伴い、写真を撮る頻度が増えている。フィルムの時代では撮影後に現像に出し、プリントや焼き増しをしていたが、デジタルに置き換わった現代では、どうしているのだろうか。
しらべぇ編集部では、全国20~60代の男女1,357名を対象に、写真のプリントについて調査を実施した。
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■デジカメで撮った写真はプリントする?
スマホやデジカメで撮った写真のプリントアウトを「よくする」と回答したのは全体の3.5%で、かなり少ない。
「まあまあする」(5.8%)、「たまにする」(17.2%)と合わせても、プリント派は26.5%と、およそ4人に1人。
また、性別・年代別で集計すると、プリント派が多いのは30代。中でも30代女性は37.2%と、全体平均より10ポイント以上高い。紙の写真に親しみのありそうな60代では24.3%と低かった。
さらに、専業主婦(夫)でプリントすると答えたのは33.2%と目立つ。子供の写真は紙で残しておき、いつでも見られるようにしておきたいと思う親が多いようだ。
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■「プリントしない派」4割
逆に「プリントしない」と答えた人は39.6%と4割近い。メモリーカードやハードディスクに保存しておく人が多く、すでに写真を持つ時代ではなくなっているようだ。
最近では、パソコンやオンライン上のSNS上にフォルダを作って、写真をアップロードし、アルバムのように整理することもできる。
現像コストをかけずに画像管理ができ、プリントを前提としない撮影が当たり前となったのは、デジカメがもたらした大きな変化である。
最近では、友達に写真を渡したければ、焼き増ししなくてもメールで送信できる。また、オンラインなどで画像データを選べば、オリジナルフォトブックにして送ってくれるサービスも増え、新たな写真の楽しみ方も広がっている。
今年の夏はカメラをもっと活用して、デジタルや紙で共有できる、ステキな想い出をたくさん残してみよう。
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(文/しらべぇ編集部・小河 貴洋)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年6月2日~2017年6月5日
対象:全国20代~60代の男女1,357名(有効回答数)