「知らない」と言えない?知ったかぶりしがちな県民も明らかに
ついついしちゃう「知ったかぶり」。見栄を張ってしまう場合もあれば、空気を読んで…という時も
わからないのに、知っているかのように装う「知ったかぶり」。適当に話しているうちに、上手いこと乗り切れる場合もあれば、ボロが出て気マズイ雰囲気になることも。
しらべぇ編集部では、全国の20~60代の男女1,357名を対象に「知ったかぶりすること」がどれくらいあるのか、6段階での意識調査を実施した。
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■千葉・埼玉・愛知県民は知ったかぶりしがち?
全体では「よくする」4.5 %、「まあまあする」9.4%、「たまにする」35.2%で、「知ったかぶりしがち」と回答したのは、半数をわずかに割り込む49.0%。
一方、「あまりしない」28.1%、「ほとんどしない」10.2%、「しない」12.7%の「知ったかぶりしない」派は51.0%という結果に。
しかし男女別に見ると
「まあまあする」はわずかに男性が多いものの、「たまにする」は女性の方が6ポイントほど高く、「知ったかぶりしがち」なのは男性46.8%、女性51.3%となった。
コミュニケーションで共感を軸にすることの多い女性にとって、「知らない」といって話の腰を折るのは抵抗感があり、会話の展開に流される形で「知ったかぶりしてしまった」というのは多そう。
また「よくする」「まあまあする」「たまにする」の「知ったかぶりしがち」な割合を居住地別で比較してみると
数値が高いのは、千葉県の62.4%、次いで埼玉県の56.8%、愛知県の54.7%。
逆に少ないのは、北海道の40.0%、京都府の35.5%、そして最も低いのは福岡県の31.6%となっている。
以前の調査「長いものに巻かれがち」でも、千葉県・愛知県は多く、北海道・京都府は少ない傾向が出ており、どちらの数値も6割を超える千葉県民には「もっと素直になって!」と言いたくなりそう。
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■「知らない」と言うメリットも
実際に「よく知ったかぶりする」という人、「知ったかぶりしない」という人、両方に話を聞いた。
<よく知ったかぶりする>
「プライドが高いせいもあって、つい知ったかぶりしちゃいます。勘は悪くないので、大概は話の流れで“そういうことか”とわかることも多く、恥をかくことは滅多にないかな。
いいことだとは思わないけど、場を壊さないためにも、ある程度は仕方ないところもあるよね? という感じです」(30代・女性)
<知ったかぶりしない>
「まだ経験がない年代なので、素直に知らないことは『知らない』と言います。自分の周りには教えたがる人が多いので、コツや『じゃあこれも合わせて調べるといい』など、より広いアドバイスを受けることも。
知ったかぶりするのも世渡りのひとつかもしれないけど、そうしないことで得する場合の方が多いんですよね。年齢を重ねたら、違うのかもしれないけど」(20代・男性)
ネット社会ですぐ、どんなことも調べられるようになり、「知らない」とは言いにくいと感じる人もいれば、だからこそ潔く「知らない」と言う人に好印象を持つ人も。
つい知ったかぶりしてしまうよりも、素直に「知らない」と言ってみたら、いろいろラクになれるのかも。
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(取材・文/しらべぇ編集部・くはたみほ)
調査期間:2017年6月2日~2017年6月5日
対象:全国20代~60代の男女1357名(有効回答数)