『ひよっこ』しずちゃんの肩車に大反響 「こんな嫁欲しい」の声も
戦争での記憶がいまだ癒えず、人知れず苦しんできた宗男。そんな中、夫を追って上京してきた妻の滋子(山崎静代)。ふたりの深い夫婦愛に、多くの視聴者が涙した。
NHKで放送中の朝ドラ『ひよっこ』。丁寧に人々の心の交流を描いた本作は朝ドラファンをぐっと掴み、今では「毎朝心が洗われている」という人も少なくないだろう。
そんな中、6日に放送された夫婦愛にまつわるエピソードが、視聴者に大きな感動をもたらしたようだ。
■「愛(I)が溢れてる」 夫婦愛に感動
ビートルズの来日公演当日。この日、すずふり亭にいる宗男(岸田和伸)のもとを、妻の滋子(山崎静代)が訪ねてくる。
大柄かつ日に焼けた滋子は威圧感抜群。宗男はなんとか逃げようとするが、「今お客さんいないから、いいのよ好きにして」と言う、鈴子の気の利かない(?)言葉でその場に座らさせられてしまう。
「行くのか、ビートルズ?」と聞く滋子。宗男が頷くと、手作りのビートルズTシャツを宗男に手渡し、さらに自分も着込んでたTシャツを見せた。
このTシャツ、じつは「BIEATLES」と綴りが間違っていたものの、滋子の粋な計らいに宗男は大感激。「滋子、最高だよ!」「愛(I)が溢れてるっぺ!」と伝えたのだった。
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■妻が夫を肩車 超お似合いな夫婦
その後、ふたりはコンサートが行われる武道館へ。島谷純一郎(竹内涼真)に一度はチケットを譲ってもらった宗男だったが、その辺の少女に譲ったために、遠くから眺めることになる。
しかし、それでも宗男は感極まった様子で、
「ありがとう、ビートルズ! 俺は戻って来てっとう! 俺は笑って生きてってとう! おめえも生きろ!」
と、武道館の中でコンサートをしているビートルズに向かって叫んだのだった。
インパール作戦から22年経つ今も、戦争の記憶に苦しんでいた宗男だったが、この瞬間、彼の中で本当の意味で戦争が終わったのだろう。
なおその後、宗男は滋子に肩車され、イギリスの国旗を大きく広げるというシーンも。かつてボクシングでオリンピック代表を目指したしずちゃんだからこそ生まれたシーンと言えるだろう。